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≪TikTokで話題沸騰中≫肘打ち界隈とは?バズった理由や音源『犬とバカ猫』を徹底調査!

最近TikTokで「〇〇されて今コレ」とテロップを出しながら、最後にカメラに向かって肘打ちする動画をよく見かけませんか?

じわじわ広がっているこの現象が「肘打ち界隈」と呼ばれる新トレンドです。日々のストレス発散と共感ネタがミックスした新感覚のネタ動画で、若者を中心に大きな話題となっています。

この記事では、「肘打ち界隈」とは何か、そのバズった経緯や理由、使用されている音源と楽曲を提供したバンド「セカンドバッカー」について詳しくまとめます。

目次
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INFOMATION

肘打ち界隈とは?

肘打ち界隈とは、主にTikTok上で流行しているネタ動画の一種です。

動画内では決まって「〇〇していたら、〇〇で今コレ」というフレーズのテロップが表示され、撮影者が自撮りからカメラを床に置いた後、曲のサビに合わせてカメラに向かってドンッと数回肘打ちする演出が行われます。

日常生活のモヤモヤする出来事や理不尽な体験をこの“肘打ち”の動作に乗せて表現し、オチとするのがポイントです。視聴者に「あるある!」と共感されやすく、ストレス発散の爽快感も相まって「わかる〜(笑)」と笑えるコンテンツになっており、それが人気の理由になっています。

このトレンドで特徴的なのが、オチの際に使われる決めゼリフ「今コレ」です。「〜されて今コレ」といった形で使われ、「○○された結果がこれ(=肘打ち)だ」という意味合いで、自虐混じりに今の状況を表現するネットスラングになっています。動画の投稿者が自らの悲哀や不満を「今コレ」で締めることで、視聴者に笑いと共感を誘うフォーマットとなっています。

元ネタとバズった動画

肘打ち界隈が生まれたきっかけは、とある一般TikTokerの投稿でした。

金髪ロン毛の保育学生TikToker・なかみちさん(TikTokアカウント:@.888gh)が、保育実習中に園児から「先生、顔にニキビいっぱいあるね」と無邪気に言われてショックを受けたエピソードを、「保育実習で園児に先生顔にぶつぶついっぱいあるって言われて今これ」というテロップ付きで動画投稿したのが始まりです。

この初投稿では、背景音楽にアニメ『青春ブタ野郎』シリーズの楽曲が使用されていました。投稿された動画は同じ保育士志望の学生たちから大きな反響を呼び、「園児あるある」としてコメント欄にも共感エピソードが多数寄せられました。なかみちさんの動画は瞬く間に拡散され、数十万件規模の「いいね」を集めています(※TikTok上で約17万件のいいねが付いています)。

その盛り上がりに追い打ちをかけたのが、バンド・セカンドバッカーのドラマーでありTikTokではインフルエンサーとしても人気のまさみさん(@masamidrums)です。まさみさんは自身のバンドの楽曲「犬とバカ猫」を音源に用い、「大阪のタワレコ(タワーレコード)に行ったら中学生のリスナーに『夏休みいいな〜』って言ったところ、『まさみくんは年中夏休みじゃんw』と図星を突かれてしまい、悔しさのあまり“今コレ”(=肘打ち)」という趣旨の動画を投稿しました。

この動画が爆発的なバズを記録し、「肘打ち界隈」という呼称がここから定着することになります。まさみさんの投稿も十万件規模の「いいね」を集め、一気にTikTok上のトレンド入りを果たしました。

音源「犬とバカ猫」とセカンドバッカーについて簡単に紹介!

肘打ち界隈の動画で頻繁に使用される楽曲が、セカンドバッカーの「犬とバカ猫」です。

特にサビ部分のフレーズ(「不意に目配せ今はねダメだね…」から始まる一節)がよく使われており、TikTok上で定番音源となっています。この曲は男女のすれ違いの恋をテーマに描いた切ない歌詞と夏っぽい情緒が特徴のポップソングで、2024年7月9日にシングルとしてリリースされました。リリース直後からTikTokで音源利用が急増し、肘打ち界隈ブームをさらに盛り上げる火付け役にもなっています。元々TikTokで人気が出やすい楽曲だったところへ、まさみさんの投稿を機に“肘打ちネタ専用BGM”のような形で一気に広まったと言えるでしょう。

セカンドバッカーは「犬とバカ猫」を歌うアーティストで、Gt/Vo担当のこうへい(愛称:いうへこw)さんと、Dr担当のまさみさんによる2人組バンドです。2023年に本格的な活動を開始し、SNS発のバンドとして急成長しました。

TikTokでの総フォロワー数は2人合わせて120万人を超えており、その勢いのまま音楽フェス『JAPAN JAM』への出演や、渋谷WWWXでのワンマンライブを即日ソールドアウトさせるなど快進撃を続けています。切ない歌詞とキャッチーなメロディを併せ持つ楽曲が持ち味で、今回のようにTikTokでネタ的に使われることもあれば、純粋に「曲がいい」とガチで聴き込むファンも多いアーティストです。

なぜバズった?肘打ち界隈流行の理由を考察

では、なぜ「中華料理屋の酢豚が食べたい」はここまでバズったのでしょうか?考えられるポイントをいくつか挙げてみます。

  • 共感を呼ぶ自虐ネタ

    肘打ち界隈の動画は、誰しもが日常で感じる「ちょっとした理不尽」や「あるある」な出来事を題材にしています。例えば「実習生が子どもに容赦ない一言を言われた」「友人に痛いところを突かれた」といったエピソードに、「今コレ」の肘打ちでオチを付けることで、自虐的ながらも笑える内容に昇華しています。

    視聴者は「自分も似た経験がある」「気持ちがわかる」と感じやすく、共感を得られやすい点がバズった最大の要因でしょう。
  • ストレス発散×娯楽性

    理不尽な出来事に対し派手に肘打ちするという行為自体が、見ていて爽快感があります。投稿者自身も嫌な出来事をネタにして肘打ちで発散している姿が痛快で、観る側もストレス発散のお裾分けをもらったような気分になれます。

    嫌なことがあっても笑い飛ばそうというポジティブなメッセージ性も含まれており、多くの人に受け入れられました。
  • 人気TikTokerの参入

    上記のように、このムーブメントにはTikTokで影響力のあるユーザーが絡んでいます。特にセカンドバッカーのドラマー・まさみさんはフォロワーも多く、彼がトレンドに乗ったことで一気に注目度が増しました。

    まさみさん自身、「ヤングスキニー」のかやゆーさんや「Gum-9」のりゅーじんさんなど人気TikTokerでもあるバンド仲間たちと日頃からコラボ動画を出しており、若者層へのリーチ力が高い存在です。その彼が肘打ち界隈の動画を投稿したことでフォロワーたちが一斉に反応し、トレンドが加速したと考えられます。
  • 音源のキャッチーさとギャップ

    肘打ち界隈で使用されている音源「犬とバカ猫」の楽曲自体のキャッチーさも見逃せません。

    この曲は切ない恋心を歌ったエモーショナルな曲ですが、そのサビのフレーズと失笑ものの自虐ネタ動画という組み合わせが妙にマッチしており、「不思議と中毒性がある」と評判です。感傷的なメロディと歌詞に乗せてコミカルな肘打ちをするギャップが、シュールな笑いを生み出し多くの人の記憶に残りました。
  • 参入ハードルの低さ

    テンプレート化されたフォーマットもバズに拍車をかけました。「〇〇されて今コレ」とテロップを入れて肘打ちするだけというシンプルな構成のため、他のユーザーも真似しやすく、ハッシュタグ#肘打ち界隈を付けた投稿が次々と生まれました。

    誰でも身近なネタで参加できる手軽さがあり、投稿が雪だるま式に増えていったことでTikTok内でひとつのムーブメントになったのです。

再生回数が多い動画

TikTokでこの音源がバズる中、多くの人気投稿が生まれました

SNS上で#肘打ち界隈のハッシュタグを検索すれば、こうしたバズった動画の数々をチェックできます。ここではその一部をご紹介します!

本家が一番? まさみ(@masamidrums)さん

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かやゆー(@kayayuuuuuuu)さん

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@kayayuuuuuuu

一応ギガ放題です。通信制限の心配はございません。

♬ Dogs and Stupid Cats – Secondbacker
@kayayuuuuuuu

俺のこの1週間はなんだったんだよ。

♬ Dogs and Stupid Cats – Secondbacker

ユーモラスなテロップやまさみさんに対抗する動画で大きな話題に!

エイミー(@amy1021_)さんも!

@amy1021_

これも全部厄年のせい?

♬ Dogs and Stupid Cats – Secondbacker

「これも全部厄年のせい?」と自分の不運を嘆くネタで肘打ちを決めて10万件近くのいいねを獲得しています。

まとめ

肘打ち界隈」は日常の「あるあるネタ」や「理不尽エピソード」を笑いに変えてくれる、今までになかったタイプのTikTokカルチャーです。

動画を見て楽しむだけでなく、自分でも真似して投稿してみれば、同じように感じている人たちから共感の嵐が巻き起こるかもしれません。嫌なことがあったら「今コレ!」で肘打ち――そんなノリでストレス発散しつつ笑い飛ばせるこのトレンド、あなたも楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後に、音楽的な観点ではセカンドバッカーの「犬とバカ猫」が改めて脚光を浴び、バンドにとっても追い風となった点にも注目です。SNS発のアーティストが流行の仕掛け人となり、楽曲そのものもバイラルヒットするという好例と言えるでしょう。

今後も「肘打ち界隈」のように、面白い発想と音楽が組み合わさったTikTokトレンドが生まれてくることに期待したいですね。

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