
最近TikTokを開いたら、「西山ダディダディ〜!どすこいわっしょい!」という謎の掛け声とともに、スーツ姿のおじさんがノリノリで踊ってる動画を見かけたことはありませんか?
そう、今SNSでバズりにバズってる「西山ダディダディ」。実はこのダンス、ただのふざけネタではなく、あるバーから始まったリアルな現象なんです。この記事では、「西山ダディダディって結局何なの?」「なんでこんなに流行ってるの?」という疑問をまるっと解決!
元ネタや人気動画、あのクセ強キャラ集団「bargift」メンバーの正体まで、わかりやすく解説していきます。
西山ダディダディとは何か?
「西山ダディダディ」は、六本木にある会員制バー「GIFT roppongi(ギフト六本木)」で生まれたユニークなダンス&コール(掛け声)です。バーの代表である西山翔さんが中心となり、リズミカルな掛け声に合わせて即興のダンスを次々と繰り出すパフォーマンスで、2023年後半頃からTikTokを中心に急速に話題になりました。このダンスでは「西山ダディダディ どすこいわっしょい ピーポーピーポー」という中毒性のある掛け声に乗せて、胸を張り両腕をV字に振るユニークな振り付けが行われます。SNSで拡散されるにつれて「一度見たら頭から離れない」と評判になり、そのノリの良さと西山さん本人の表情の面白さも相まって強烈な中毒性を生んでいます。
TikTok上での人気は凄まじく、公式アカウントの投稿だけで3億回以上再生され、ユーザーによる関連動画も含めると総再生数は数十億回にのぼります。ギフト六本木のTikTok公式アカウントはフォロワー数約84万人を誇り、特に初期に投稿された「西山ダディダディ〜ググッと〜」の動画は約3,865万回という驚異的な再生数を記録しています。SNS全体でも西山翔さん個人のアカウント総フォロワー数が30万人以上に達するなど、「西山ダディダディ」は日本発のトレンドとして異例の盛り上がりを見せています。現在では日本のテレビ番組で特集が組まれたり、SNS上で海外のユーザーにも次々と真似されるなど、“社会現象”とも言える広がり方をしています。
西山ダディダディの元ネタは?誕生のきっかけと由来
「西山ダディダディ」は元々、西山さんのバーでお客様にお酒をご馳走になった際のお礼の余興として始まったパフォーマンスです。バーでお客様が「スタッフも一杯飲んでいいよ」と言ってくれたとき、感謝の気持ちを表すためにこのコール付きダンスを披露するようになったのがきっかけでした。そうした場の盛り上げ芸がTikTokに投稿されたことで一躍有名になり、現在のブームに繋がっています。
名前の由来になった「ダディダディ」というフレーズ自体は、2020年頃にTikTokで流行した「竹内ダディダディ」という掛け声が元ネタになっています。当時、「竹内ダディダディ どすこいわっしょい ピーポーピーポー」というフレーズに合わせて胸を張り腕をV字に振る踊りが若者の間で流行しました。西山さんはこの「竹内ダディダディ」にならって自分の名字を当てはめた形でパフォーマンスを行っており、まさにオマージュとして「竹内」を「西山」に置き換えたものが「西山ダディダディ」なのです。元ネタを踏襲しつつも、西山さんならではのアレンジや演出が加わったことで現在のブームへと発展しました。
日本でのバズり
最初に注目を集めたのは、ギフト六本木の公式TikTokアカウントから投稿された西山ダディダディ本家の動画です。スーツ姿の西山さんが店内でノリノリのダンスを披露するその動画は一夜にして拡散され、先述の通り数千万単位の再生数と数多くの「いいね」やコメントを獲得しました。TikTokではハッシュタグ「#西山ダディダディ」を付けた投稿が急増し、一般ユーザーから有名インフルエンサーまでこぞってこのダンスを真似した動画をアップしています。
ちいかわバージョンも大バズり
高校生グループが教室でふざけ合いながら踊る動画や、人気キャラクター「ちいかわ」の着ぐるみがダンスする動画なども登場し、「名前だけ聞いたことがある」という層にも次第に広まっていきました。こうしたユーザー投稿も軒並み数万〜数百万回再生されており、中にはTikTokで837万回再生を超えた派生動画もあります。
テレビでも取り上げられる
特に反響が大きかったのは、日本のテレビで取り上げられたことと有名人による「西山ダディダディ」動画の拡散です。2023年末にはTBS系列の情報番組『情報7daysニュースキャスター』でこの現象が特集され、お茶の間にも存在が知れ渡りました。
プロ野球の牧選手もダンス
さらにプロ野球・横浜DeNAベイスターズの牧秀吾選手が公式TikTokに西山ダディダディのダンス動画を投稿し、「プロ野球選手までやってる!」とSNSで大きな話題に。この投稿には野球ファンからも「牧選手ナイスダディダディ!」といったコメントが相次ぎ、従来TikTokをあまり見ない層にも認知が広がる結果となりました。
海外でも大バズり!
海外での反響も見逃せません。TikTokでは「#JapaneseDance」というハッシュタグとともにこのダンス動画が広まり、「日本人はクラブでみんなこのダンスを踊っているらしい」といった勘違いコメントが海外ユーザーから寄せられるほど話題になりました(ある意味それも面白い誤解ですが…)。実際、「Nishiyama Daddy Daddy」の音源は海外でもミーム化し、オリジナルの音源を使わずとも似たようなダンスが色々な国のユーザーによって投稿されています。ブームに火がついた欧米圏では、「あの日本のバーで生で見てみたい!」と来日したファンが六本木のギフトに足を運び、西山さん達と一緒にダディダディを踊るという現象まで起きました。
NBAのオーランド・マジックも踊った!?
さらに追い打ちをかけるように、NBAのオーランド・マジック所属コール・アンソニー選手が試合前の会場でこのダンスを踊る動画をSNSに投稿し、アメリカでも「What’s that Japanese dance?!」と再び脚光を浴びました。
HIP HOPアーティストがサンプリング!
極めつけは、海外のHIPHOPアーティストがこのコールをサンプリングして楽曲を制作したことです。軽快なビートに「Nishiyama Daddy Daddy!」のフレーズが乗ったその曲はTikTok上でさらなる派生動画を生み、「飲み屋のノリがついに音楽にまで…!?」と日本のファンたちを驚かせています
BAR GIFTのメンバー紹介
「西山ダディダディ」の動画には個性豊かなBAR GIFT六本木のスタッフたちが登場します。西山翔さんが先頭に立って踊り始め、次々と他のスタッフが持ちネタのダンスを披露していくリレー形式が特徴です。ここでは、その主な登場メンバーとキャラクター(役割)を紹介します。
西山 翔(にしやま しょう)
BAR GIFT六本木のオーナーであり、本パフォーマンスの主役。「ダディ社長」とも呼ばれ、掛け声の先導役として真っ先に踊り出します。スーツ姿でキレのある動きとコミカルな表情を見せ、場の盛り上げ役を担っています。
ティラノ
恐竜(ティラノサウルス)をモチーフにしたネタを持つスタッフ。しばしば恐竜の着ぐるみや動きを取り入れて踊り、観客の笑いを誘います。名前の通り迫力満点のパフォーマンスが特徴です。
角刈り
角刈りヘアがトレードマークのスタッフ。その髪型にちなむコミカルなダンスを披露し、渋い見た目とのギャップで盛り上げます。
沖縄
ニックネームは出身地に由来するのでしょう、沖縄テイストのネタを持つスタッフです。明るい南国風の掛け声や踊りを織り交ぜ、独自のリズムで観客を沸かせます。
カツラ
カツラ(=かつら、ウィッグ)がキーワードのスタッフ。スキンヘッドを活かした自虐ネタやカツラを使った芸で笑いを取り、周囲からツッコミを受けるお馴染みの展開を見せます。
西山ダディダディがバズった理由を考察
では、なぜここまで「西山ダディダディ」はバズったのでしょうか?その背景には、TikTokというプラットフォームの特性とコンテンツ自体の魅力がうまく噛み合った理由が考えられます。最後に、いくつかのポイントに分けてバズった要因をまとめます。
誰でも真似しやすい
ダンスの難易度が高すぎず、適当に体を動かしてもそれなりに様になるおおらかさがあります。振付は胸を張って腕を振る基本動作がベースで、きっちり揃える必要もありません。カメラも固定でOKで、友達同士複数人でもワイワイ撮れる手軽さがあり、学校や職場で「ちょっとやってみようか」とノリで再現する動画が量産されました。
この参加のハードルの低さが高校生を中心としたユーザー参加型のブームを生み、投稿の連鎖につながっています。
キャラクターの面白さ
先述したように登場するメンバーそれぞれにキャラが立っており、素人離れしたエンタメ性があります。真顔でコミカルな動きをする西山さん社長をはじめ、次々出てくるティラノや角刈りといったクセの強いスタッフたちの掛け合いに思わず引き込まれ、「次は何が起こるんだ?」と見ている側も飽きません。映像から伝わる明るい雰囲気や一体感は見ていて楽しい気分にさせ、こうしたポジティブな空気感もバズった大きな理由でしょう。
TikTok特有の拡散ループ
TikTokでは一度流行が生まれると、音源を使った別ユーザーの投稿が雪だるま式に増えていき、さらに派生ネタやアレンジが生まれて再ブーム…というUGCの循環が起こります。西山ダディダディもまさにその好例で、最初の投稿 → ダンスがバズる → 音源が使われる → ネタ系・アレンジ動画が出現 → 海外に波及…という一連の流れが短期間で一気に駆け抜けました。特にTikTokではフォロワー数が少ない一般ユーザーの投稿でも「面白ければバズる」土壌があるため、全国のユーザーを巻き込んだムーブメントになったと考えられます。
まとめ
「なんかよく聞くけど、正体はよく知らなかった」そんな「西山ダディダディ」の全貌、この記事でちょっとクリアになったのではないでしょうか?元ネタはバーのノリ、だけどバズり方はまさに社会現象。クセになる掛け声と“やってみたくなる”ダンス、そして一体感のあるキャラたちのパフォーマンス。これだけの要素が揃ってたら、バズらないわけがない!今後もテレビやコラボ、そして海外ミーム化など広がり続ける予感大なので、「ダディダディ」ブーム、まだまだ乗り遅れ厳禁です!
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