
毎年10月になると、日本でもハロウィンが一大イベントとして盛り上がります。仮装した若者たちが街に繰り出すのはもちろん、近年はTikTok上でもハロウィン関連のダンス動画が大量に投稿されるようになりました。特に2015年~2025年のこの10年間で、TikTok(およびその前身の音楽アプリ)では毎年のようにバズるハロウィン音源が登場し、人気インフルエンサーや流行に敏感な女子高生たちがこぞってその音源を使った動画を投稿しています。この記事では、過去10年の主なハロウィン時期のバズ音源を年代順に振り返りながら紹介していきます。カジュアルなまとめ記事ですが、これさえ読めば「ハロウィン時期人気音源」の話題についていける内容になっているので、ぜひチェックしてくださいね🎃!

2015年:「ハロウィン・ナイト」で始まった国内ハロウィンソングブーム
2015年は、日本のポップカルチャーにハロウィンブームが本格到来した年でした。AKB48が当時リリースしたシングル『ハロウィン・ナイト』は、その名の通りハロウィンをテーマにしたディスコ調ソングで、発売初日にミリオンセールスを記録する大ヒットとなりました。歌詞には仮装した人々が一夜限りの魔法の世界を楽しむ様子が描かれており、キャッチーなリズムとフレーズはTikTokなど短い動画にもぴったりハマる曲です。実際にTikTokでも近年、この曲に合わせて当時を懐かしむダンス動画が投稿されており、#AKB全盛期や#2015といったハッシュタグで当時のメンバーの仮装パフォーマンスを真似する動きも見られました。今でもハロウィンパーティーを盛り上げたい時に定番としておすすめできる一曲です。
同じ2015年には、きゃりーぱみゅぱみゅによる『Crazy Party Night ~ぱんぷきんの逆襲~』もハロウィンシーズンのポップチューンとして大きな話題になりました。この曲は2015年9月にリリースされ、コカ・コーラのハロウィンキャンペーンソングにも起用されたため耳にした人も多いでしょう。魔法の夜に起こる不思議な出来事を描いた歌詞と、何度も繰り返されるキャッチーなフレーズが印象的で、聴くだけで楽しい気分になれる一曲です。仮装や特殊メイクをするときのBGMとしても雰囲気を盛り上げてくれるため、当時から若者に人気でした。最近ではTikTokでこの曲を使って仮装メイクを披露する動画も散見され、人気TikTokerのみなみ(MINAMI)さんもメイドの仮装でこの音源を使用した動画を投稿していました。2015年当時のハロウィンソングが、数年経った今でもTikTokで若者に楽しまれているのは面白いですね。
2019年:「Rat-tat-tat」ダンス旋風でハロウィン一色に
2019年はTikTok発のハロウィンダンスと言えばこれ!というほど社会現象級に流行したのが、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの『Rat-tat-tat』です。この曲は2019年9月にリリースされ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の期間限定イベント「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」の公式CMソングに起用されました。EXILE系ならではの耳心地よいリズムと覚えやすいメロディー、そして「パーティー」がテーマのエネルギッシュな歌詞が特徴で、リリース直後から大きな話題になりました。
TikTok上でもこの曲に合わせてオリジナルの振り付け「Rat-tat-tatダンス」を踊る動画が爆発的に増え、一大ブームに。有名インフルエンサーのねおさんをはじめ、多くのユーザーがこぞって振り付けを真似して披露し、当時高校生だった子たちも友達と学校で踊ってみたり、USJに仮装して出かけてパーク内で踊る様子を投稿したりしていました。「トゥットゥルー♪」というコミカルなフレーズに手をヒラヒラさせる特徴的なダンスは、中毒性があり真似しやすかったこともあり一気に拡散。ハッシュタグでは#ratatatや#ユニバハロウィンなどが飛び交い、芸能人まで巻き込んだブームとなったのです。まさに2019年のハロウィンは「みんなでRat-tat-tat!」という空気で、日本中がこのダンスで一体化していたと言っても過言ではありません。
この現象には「TikTokとテーマパークの相乗効果」も見られました。USJ公式がダンス動画を募ったりしたことで、TikTokユーザーが実際にUSJに行って動画を撮影→投稿→さらに話題に、という好循環が生まれました。結果、『Rat-tat-tat』は「ハロウィン=この曲」というイメージを世代に刻み、以降のハロウィンでもみんなが思い出す伝説的なバズ音源となっています。
2020年:コロナ禍のオンライン仮装とフォーエイトの「HAPPY SCARY HALLOWEEN」
2020年はコロナ禍の影響で大規模なハロウィンイベントが軒並み中止となり、若者たちはオンライン上でハロウィン気分を味わうことになりました。そんな中、TikTokでは引き続き過去曲の使い回しや小規模なチャレンジが行われつつ、新たなムーブメントも生まれました。特に注目されたのが、人気YouTuber/TikTokerグループフォーエイト (48)によるオリジナルハロウィンソング『HAPPY SCARY HALLOWEEN』です。フォーエイトは男女混成の7人組SNS発ユニットで、メンバー個々でもモデル・歌手・お笑いなど多方面で活躍するZ世代クリエイター集団。彼らがこの年リリースした4枚目のシングルが『HAPPY SCARY HALLOWEEN』で、タイトル通りハロウィンをテーマにしたとてもハッピーな一曲に仕上がっています。
曲調はEDMやヒップホップ寄りのかなり激しめサウンドですが、サビで「ハッピーハロウィン!」とみんなで盛り上がれるパーティー感満載の曲です。フォーエイト自身も仮装してこの曲で踊る動画を投稿し、ファンたちもそれに倣って同じ振り付けやシチュエーションの動画を真似して楽しみました。いわゆる“踊ってみた”系の文化とTikTokの相性が良いことが改めて示された形です。2020年は外出自粛で自宅ハロウィンを余儀なくされましたが、代わりに「おうち仮装」「おうちパーティー」と称して室内でコスプレし、この曲をBGMに友達とリモートで踊る動画なども投稿されました。結果として、コロナ禍でもSNS上で創意工夫しながらハロウィンを満喫する若者たちの姿が印象的な年となりました。
その他、この年は過去のボカロ曲『Happy Halloween』(Junky)が再び注目を浴びた年でもあります。Junky氏が2014年に発表した鏡音リンのボーカロイド曲『Happy Halloween』は、ダークで華やかなハロウィンナイトの世界観を描いた名曲です。「ハロウィンと言ったらこの曲!」というコメントとともにTikTokにこの音源を載せるユーザーも多く、ボカロ好きの高校生たちが仮装しながらこの曲に合わせて歌ってみたり踊ってみたりする動画が見られました。コロナ禍でリアルイベントは減りましたが、そのぶんTikTok上では新旧さまざまなハロウィン音源が入り乱れ、オンラインならではの盛り上がりを見せたのが2020年の特徴と言えるでしょう。
2021年:ボカロ曲「ヴァンパイア」とYOASOBI「怪物」のTikTokジャック
2021年はTikTokでボーカロイド曲が大流行した年でしたが、ハロウィン時期にもその傾向が表れました。中でも社会現象級にヒットしたのが、ボカロPのDECO*27さんが初音ミクを用いて発表した『ヴァンパイア』です。2021年にリリースされたこの曲は、初音ミクのキュートな歌声×ロックテイストのサウンドが絶妙にマッチした中毒性バツグンの一曲で、TikTokなどSNSで瞬く間に話題を集めました。「吸っちゃっていいの?💋」で始まる印象的な歌詞の世界観は「愛に飢えた女の子」を主人公に据えており、恋する気持ちの激しさ・切なさが描かれています。キャッチーでポップなメロディも相まって耳に残りやすく、多くのTikTokユーザーがこの曲に合わせて“ヴァンパイアダンス”と称する振り付けや口パク動画を投稿しました。特に女子高生の間では、ミニ牙(つけ八重歯)を付けて「吸血鬼コスプレ」でこの曲を踊るのが流行し、文化祭など学校行事のパフォーマンスにも取り入れられるほどの人気ぶりでした。
一方、同じく2021年にはYOASOBIの『怪物』もハロウィンシーズンの定番曲になりました。YOASOBIは言わずと知れた大人気ユニットですが、この『怪物』は2021年1月に配信され、TVアニメ「BEASTARS」第2期の主題歌として制作された楽曲です。ダークで疾走感あふれるサウンドはハロウィンの雰囲気にぴったりで、表の顔と内に秘めた本能との葛藤を描いた歌詞の世界観も相まって、発表当初から大きな話題になりました。TikTokでもこの曲をBGMに狼男やヴァンパイアのコスプレ動画を投稿するユーザーが多く、クールでミステリアスな演出ができると人気でした。実際「怪物」はハロウィン仮装の定番キャラクターであるヴァンパイアや狼男とも親和性が高く、仮装メイクのビフォーアフター動画やダンス動画で頻繁に使われています。YOASOBIの楽曲はZ世代にも浸透しているため、「好きなアニメの曲でハロウィン仮装」という流行りに乗りやすかったのでしょう。
この年は他にも、ロックバンドヨルシカの『月に吠える』など少し大人びた雰囲気の楽曲を使って、ミステリアスな仮装動画を撮る動きも見られました。総じて2021年は「ボカロ×アニソン×ハロウィン」というキーワードが揃い踏みし、新世代ならではの音源チョイスでTikTokがにぎわった年でした。人気TikTokerのみなみさん(当時高校生)や矢野桜さんらメルプチ世代のインフルエンサー達もこぞって『ヴァンパイア』や『怪物』の音源で仮装ダンスを披露しており、その影響力でさらに流行が加速したのは言うまでもありません。
2022年:FAKE TYPE.の「ナイトメア・パレード」でレトロホラーブーム
2022年になると、ハロウィン音源にも少し変化球な曲がバズるようになりました。その代表がFAKE TYPE.による『Nightmare Parade 2020s』(ナイトメアパレード)です。トップハムハット狂さんとDYES IWASAKIさんから成る音楽ユニットFAKE TYPE.が手掛けたこの曲は、2022年10月発売アルバム『FAKE SWING』からの先行シングルとして発表されたハロウィン向けナンバー。エレクトロスウィング調のオシャレなサウンドに乗せて、現代社会の監視文化を皮肉った歌詞が展開するという一風変わった楽曲です。超高速ラップやサーカスを思わせる賑やかなメロディーなど斬新な音楽性が魅力で、聴く人のテンションを一気に高めてくれます。
TikTokではこの『ナイトメア・パレード』に合わせて、中華風キョンシーやレトロなお化けに仮装する動画が流行しました。実際、TikTokで330万人以上のフォロワーを持つ高校生インフルエンサーのみなみさんも、この曲に乗せてレトロ可愛いキョンシー仮装を披露する動画を投稿しており、#FAKETYPEや#ハロウィンのハッシュタグとともに注目を集めました。「みんなは今年なんの仮装する~?」というコメントを添えたその動画は同年代のユーザーにも刺激を与え、多くの人が自分なりのホラー仮装でこの曲を使った動画作りに挑戦しています。コミカルでちょっと不気味なこの音源は、「ワイワイ盛り上がる系の動画にオススメ」とも紹介されており、友達同士でふざけながらホラーコスプレパーティーしている様子など、楽しげなハロウィン動画が量産されました。
さらに2022年には、海外発のハロウィントレンドも日本に上陸しています。Netflixドラマ「ウェンズデー」のヒットに伴い、主人公ウェンズデー・アダムスのダンスシーン(使用曲:レディー・ガガ『Bloody Mary』)が世界的なバイラルとなりました。日本のTikTokユーザーもこの「ウェンズデーダンス」を真似した動画をハロウィン仮装で投稿する姿が見られ、国境を超えたトレンド共有が起きたのも印象的です。(※ガガの曲は邦楽ではありませんが、国内でもこの動きはニュースになりました。)このように2022年は、多様なジャンルの楽曲やグローバルなネタがミックスされ、TikTok上のハロウィン音源も非常にカオスでクリエイティブな盛り上がりを見せました。
2023年:Ado「唱 (ショウ)」で生まれたゾンビ・デ・ダンスチャレンジ
2023年のハロウィンシーズンに向けて大きな話題をさらった音源といえば、歌手Adoさんの『唱(ショウ)』でしょう。この曲はAdoさんがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハロウィンイベント「ゾンビ・デ・ダンス」のために書き下ろした楽曲で、2023年9月にリリースされました。リリース直後からTikTokでは#唱チャレンジのような形でこの曲に合わせたコミカルなダンス動画が次々と投稿され、ハッシュタグ#usjハロウィーンとともに一大ブームに発展しました。実際に『唱』は「コミカルな振り付けで話題」と評されており、腕を大きくコの字に動かすユーモラスなダンスが特徴です。ホラー感のある仮装であえてコミカルな踊りをするとギャップが生まれて面白いということで、USJに行けない人も自宅でゾンビメイクをしてこの振り付けを真似する動画が大量発生しました。
Adoさんの『唱』がここまでヒットした背景には、公式イベントとのコラボ効果が大きいです。USJでは実際にパーク内でゾンビダンスを踊る催しが行われ、来園者やクルーが一緒に踊る様子がSNSでも拡散されました。TikTok上でもAdo本人の歌×ユーザー発のダンスという形で盛り上がり、歌詞自体はサビが「ショウ!」というコーラス主体で国籍や年齢問わず歌いやすいこともあって、海外のユーザーからもリアクションがつくなどグローバルな広がりも見せました。人気TikTokerのみならず、普段あまり投稿しない一般の高校生たちも「これは踊ってみたい!」と思わせる不思議な魅力が『唱』の振り付けにはあったようです。結果的に2023年ハロウィンは、この曲のおかげでみんながゾンビになって踊る一体感のある盛り上がりとなりました。
2024年:新作ハロウィンソング続々登場でトレンド拡大中
2024年現在、ハロウィン時期のTikTok音源はさらに層が厚くなってきています。この年には国内アーティストから新作ハロウィンソングがいくつも発表され、早速TikTokで話題となりました。まず挙げたいのが、アイドルプロジェクトKAWAII LAB.発のグループCANDY TUNEによる『君もゾンビですか ゾンビですね』です。彼女たちにとって初のハロウィンソングとして2024年10月にリリースされたこの曲は、ゾンビをテーマにしながらも怖さよりお祭り感のあるポップチューンで、聴くだけでハロウィンパーティー気分が盛り上がる一曲となっています。TikTokではリリースに先行して音源が配信され、メンバー考案の仮装にマッチしたかわいい振り付けダンスが多くのユーザーに真似されました。ゴシックでキュートな世界観のMVも魅力的で、SNS上では「今年のハロウィンはこの曲で決まり!」との声も上がっています。
さらにすとぷり(Strawberry Prince)からもハロウィン曲がリバイバルヒットしています。すとぷりは若年層に絶大な人気を誇るエンタメユニットで、2023年にはNHK紅白歌合戦にも初出場を果たしたので名前を知っている人も多いでしょう。彼らの楽曲の中でハロウィンにぴったりなのが『すとろべりーはろうぃんないと』。実はこの曲、元々2018年に発表されたものを2024年版としてリアレンジし、新たなミュージックビデオを公開したところ再び注目を集めたのです。かわいらしくも妖しい雰囲気のポップチューンで、仮装動画との相性も抜群。キャッチーなメロディーに合わせてすとぷりファンのみならず多くのTikTokユーザーがダンス動画を投稿し、「#すとぷりハロウィン」のタグで盛り上がりました。夢のように甘くてダークなパーティーを描いたこの曲は、聴くだけでショータイムに招かれた気分になれると評判です。
まとめ:ハロウィン音源のバズはこれからも進化する
以上、2015年から2025年にかけて毎年のようにTikTokでバズってきたハロウィン時期の人気音源を振り返りました。アイドルソングからボカロ、洋楽リミックス、テーマパーク公式ソングまで、そのジャンルは年々多様化しています。特に日本国内の傾向としては、「仮装して踊って楽しい曲」が選ばれることが多く、そこに人気インフルエンサーたちの投稿が火付け役となって一気にブームが広がるパターンが定着しました。実際、現役女子高校生インフルエンサーのみなみさんや、ねおさん、桜さんといったZ世代クリエイターたちが毎年ハロウィン音源のトレンドを先導しており、彼女たちの影響力が若年層の間での流行に直結しています。
TikTok発のハロウィン文化はまだまだ進化の途中です。2025年には一体どんな曲がバズるのか、今から楽しみですよね! 最近は毎年ハロウィンが近づくと新たな公式ハロウィンソングがリリースされる傾向もあり、音源のネタ切れも心配なさそうです。新世代のアーティストが生み出す斬新なハロウィンソングも次々登場するでしょう。今年もぜひお気に入りの音源を見つけて仮装動画を投稿し、ハロウィンのトレンドに乗り遅れないようチェックしてみてくださいね👻 皆さんのハロウィンが楽しい音楽で彩られますように。では、ハッピー・ハロウィン! 🎃🕺
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