「何やってるんですか？勉強してください！」——最近、このフレーズをTikTokやX（旧Twitter）で見かけることが増えていませんか？もともとは、東大医学部卒のYouTuber・**河野玄斗（こうの げんと）**さんが投稿した動画内で発せられた言葉。受験生に向けた真面目なメッセージのはずが、今やTikTokでは音ハメ動画やリミックス音源として爆発的にバズり、エンタメコンテンツとして消費されるようになっています。
「ケンチャナリミックス」や「ヤマダ電機の音楽」「カンナムスタイル」など、多彩なアレンジ動画が次々に誕生し、さらにはDuolingoの公式アカウントや人気アイドル*iLiFE!*まで参戦する事態に。一体なぜ、この言葉がここまで流行したのか？この記事では、「勉強してください」ブームの元ネタ動画・拡散の経緯・派生ミームの紹介・TikTok文化との関係性をわかりやすく解説していきます！
「勉強してください」とは/
「勉強してください」とは、東大医学部卒のYouTuber・河野玄斗（こうの げんと）さんが発した言葉をきっかけに、TikTokやYouTubeで大流行したフレーズです。もともとは、彼が視聴者に向けて「何やってるんですか？勉強してください！」と語りかけた動画が元ネタ。この強い口調と真剣な表情が話題となり、切り抜き動画や音MADが次々と作られました。
特にTikTokでは、この音声を使ったリミックスや音ハメ動画が大量に投稿され、「ケンチャナリミックス」「ヤマダ電機の音楽」「ライラック」「カンナムスタイル」とのコラボ音源が次々にバズる事態に。また、語学アプリDuolingoの公式アカウントがこの音源を使用したり、アイドルグループ*iLiFE!*がダンス動画を投稿したりするなど、企業や有名人もトレンドに乗る形で拡散が加速しました。
TikTokならではの「ネタ化」と「リミックス文化」が合わさり、当初は受験生向けのメッセージだった「勉強してください」が、もはや音楽やエンタメとして消費されるミームへと進化。流行ワードとして、SNSのいたるところで目にする現象となりました。
元ネタ動画：河野玄斗「勉強してください」の誕生
まず、この「勉強してください」というフレーズは東大医学部卒の秀才YouTuber・河野玄斗さんの動画から生まれました。河野さんは自身のチャンネル内で、**「何やってるんですか？勉強してください！」**と視聴者に強く語りかける動画を2023年7月21日に投稿。これは、勉強そっちのけで動画を見ている受験生たちに喝を入れる意図で発せられた名言でした。普通、YouTuberは視聴者に動画を見続けてもらいたいものですが、河野さんはあえて「早く勉強しろ！」と促す異例の展開をしたわけです。
この衝撃的かつユーモラスな演出が視聴者の心を掴み、動画公開直後からSNS上で話題に。
特に**「何やってるんですか勉強してください」というセリフのインパクトは凄まじく、汎用性の高いミーム素材としてTwitter（X）などで急速に拡散されました。たとえばX上では、この場面のスクリーンショットや字幕付き動画が次々と投稿され、多くの共感と笑いを呼びました。また2024年7月には、このフレーズだけをつぶやくネタアカウント（bot）**まで登場し、わずか数ヶ月でフォロワー5万人超えという人気ぶりです。こうした下地があり、「勉強してください」はネットミームとしての知名度を大いに高めていきました。
バズったTikTok動画一覧と拡散の流れ
河野玄斗さん発の「勉強してください」ブームは、TikTokでさらに大爆発します。受験生やクリエイターたちがこぞってこの音声を使い、音ハメやリミックス動画を制作。 次々とユニークな派生コンテンツが生まれました。その中でも特に話題になった動画例をいくつか紹介します。
ケンチャナRemix（K-FORCE)
音楽クリエイターのK-FORCEさんが、河野玄斗さんの「勉強してください」の音声を韓国語で「大丈夫」を意味するフレーズ「ケンチャナ（괜찮아）」が入ったベトナム発の楽曲「KHÔNG SAO CẢ – 7dnight」とマッシュアップ。
河野さんのセリフにビートを乗せた中毒性ある音MADで、「勝手に作ってみた」シリーズとしてTikTokに投稿されました。 これが大ヒットし、投稿9日で再生500万回を突破する快挙を達成。ハッシュタグでも「#勉強してください」「#괜찮아（ケンチャナ）」などが飛び交い、一気にトレンド入りしました。
カンナムスタイルRemix
世界的大ヒット曲であるPSYの「江南スタイル(Gangnam Style)」と河野玄斗さんの音声をミックスした動画も登場。懐かしの「オッパカンナムスタイル」のリズムに乗せて「勉強！勉強！してください！」と畳み掛ける内容で、日本のみならず海外TikTokユーザーからも面白がられたようです。K-POPのノリと河野さんの真面目な声とのギャップがじわじわくると話題になりました。（※江南スタイルリミックスはユーザー@1bluetooth8による投稿）
「ライラック」Remix
人気ロックバンドMrs. GREEN APPLEの曲「ライラック」に乗せて河野さんのセリフを当てはめた音MADです。ユーザーブルートゥース/音madさん（@1bluetooth8）が投稿した動画では、河野玄斗×ライラックの異色コラボ集として複数のパターンを展開。
TikTok上で79.5万件以上のいいねを集め、コメントも1,000件超えと大反響でした。流行曲とのマッシュアップは拡散力が抜群で、「ライラック」自体の知名度も相まって多くのユーザーにシェアされています。
Duolingo公式の参戦
語学アプリでおなじみのDuolingo（デュオリンゴ）日本公式アカウントもこの流行に乗りました。あの緑色のフクロウのキャラクターが登場し、「勉強してください」の音源に合わせて受験生を応援するような動画を投稿。
「#duolingo #デュオリンゴ #勉強してください」などのタグと共に公開された動画は1.7万件以上のいいねを獲得し、数百件のコメントが寄せられています。「サボるな、勉強しろ」というDuolingoのミーム的キャラともマッチしたコラボで、ブランド公式でありながらユーザーから「わかってる！」と好評を博しました。
アイドルグループSnow Manとは？
Snow Man（スノーマン）は、日本の9人組男性アイドルグループです。岩本照（リーダー）、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、阿部亮平、佐久間大介、向井康二、目黒蓮、ラウールの9名で構成されています。グループ名は先輩ユニット「Mis Snow Man」に由来し、「雪だるま」にちなんでメンバーカラーが設定されているのも特徴です。彼らは2020年1月にCDデビューを果たし、当時ジャニーズ史上初となるSixTONESとの2組同時デビューとして大きな話題になりました。デビューシングル『D.D./Imitation Rain』は発売初週でミリオンセールスを記録し、以降もリリースする曲が軒並みヒットチャート上位にランクインするなど、音楽面で華々しい成功を収めています。
Snow Manの魅力は、なんといっても卓越したパフォーマンス力です。ジャニーズJr.時代から培ってきたアクロバットやダンスを得意としており、グループ全体で高度なフォーメーションダンスやバク転などを織り交ぜたステージングが評価されています。
またメンバーそれぞれがバラエティ番組で個性を発揮できる明るいキャラクターの持ち主で、コントやドッキリ企画にも全力で挑む姿勢が支持される理由です。近年では目黒蓮が連続ドラマで主演を務め大きな話題を呼ぶなど個人活動も充実していますが、グループとしての結束力は非常に強く、冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』では体当たりロケやダンス企画に9人一丸で取り組んでいます。こうした姿が老若男女問わず好感を持たれ、Snow Manは今や国民的アイドルグループの一つとなりました。
河野玄斗ってどんな人？背景にある影響力
そもそも元ネタ提供者である河野玄斗（こうの・げんと）さんとは一体何者なのでしょうか？Z世代の皆さんには「頭脳王」「東大医学部の天才」として聞いたことがあるかもしれません。
河野玄斗さんは1996年生まれの現在29歳（2025年時点）。東京大学医学部を卒業したスーパーエリートで、在学中になんと司法試験にも一発合格しています。
さらに卒業後には医師国家試験もクリアし、さらには公認会計士試験まで合格してしまったという、まさに“文武両道”ならぬ“知力三冠王”です。これら日本の三大国家資格を制覇した人物は極めて稀で、その経歴だけでも十分に伝説的ですよね。
これまで河野さん発のコンテンツがバズった例としては、自身の勉強法をまとめた書籍や動画が挙げられます。たとえば「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法」という著書はベストセラーになり、彼の**「効率的に学習するコツ」は多くの学生に支持されました。また近年は自ら設立した教育ベンチャー企業「株式会社Stardy」を通じてオンライン塾を運営し、そこでの名言「何やってるんですか勉強してください！」が今回のブームにつながっています。 もともと勉強界隈ではカリスマ的人気**を誇る人物だけに、その発する言葉がこれだけ大きなムーブメントになる下地があったと言えるでしょう。
まとめ
今後も、「勉強してください」のように意外なフレーズがバズる現象は続いていくでしょう。もしかすると次は、また別の有名人の真面目なセリフや、日常で誰もが言われたことのある一言が素材になるかもしれません。TikTokではユーザーの創意工夫次第でどんなコンテンツもネタ化できる余地があります。勉強の合間に息抜きがてら、こうしたトレンドミームをチェックしてみるのも面白いですよね。あなたも「何やってるんですか？」と言われない程度に、ぜひSNSとうまく付き合ってみてください…そして適度にスマホを置いて本当に勉強してくださいね！
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