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レチノールって何?医師が徹底解説!美容効果やA反応への対応・選び方までレチノールの全て

最近SNSで話題の「レチノール」。名前は聞いたことあるけど、「結局何なの?」と思っている人も多いはず。今回は10代〜20代前半の皆さんに向けて、レチノールの基本や美容効果、よく聞く“A反応”の真相、使い方のコツなど盛りだくさんで解説していきます!

  • レチノールってそもそも何?
  • 使った方がいい人は?
  • レチノールは何に効果があるの?
  • A反応って何?どう対処したらいいの?
  • 使用時の注意点は?

…など、気になる疑問をすべて解決!

これからレチノールを美容に取り入れようとしている人は最後まで読んでみてください。

目次
この記事の執筆者は...

佐久平エンゼルクリニック 院長
政井 哲兵 医師

鹿児島大学医学部卒業後、東京都立府中病院、日本赤十字社医療センター、佐久市立保浅間病院、高崎ARTクリニックを経て佐久平エンゼルクリニックを開業。
婦人科併設の美容皮膚科として全世代の女性の美容と健康をトータルにサポートしている。

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医

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INFOMATION

レチノールって何?

レチノールとはビタミンAの一種で、スキンケア成分として使われるときは「ビタミンA誘導体(レチノイド)」に分類されます。難しく聞こえるけど、要はお肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進してくれる美容成分なんです。レチノールは肌に浸透すると酵素の働きでレチノイン酸(トレチノイン)という形に変わり、コラーゲン生成など肌にうれしい作用を発揮します。そのため、「塗るビタミンA」としてエイジングケアやニキビケアに広く使われています。

引用論文

“Retinol is a cosmetic ingredient that is structurally similar to all-trans-retinoic acid, which has been shown to be effective in the treatment of photodamage. Since skin keratinocytes are reported to metabolize retinol to retinoic acid, investigators have hypothesized that retinol may also be helpful in improving skin photodamage.”

A stabilized 0.1% retinol facial moisturizer improves the appearance of photodamaged skin in an eight-week, double-blind, vehicle-controlled study(2009 Samantha Tucker-Samaras et al.)

ポイント
レチノール=ビタミンAアルコールで、肌につけるとビタミンA(レチノイン酸)として働く!これだけ覚えておけばOKです👌

レチノールには美容効果が本当にあるの?

レチノールの美容に関する論文19本のうち、18本は美容効果ありという結論を出しており、その事からもレチノールには美容効果があることが研究からも証明されております。

美容に関する効果に関しては次の章で詳細に説明いたします。

レチノールの美容効果とは? 何に効く?

レチノールは「ビタミンAの魔法」なんて呼ばれるほど、いろんな角度から肌をサポートしてくれる成分です。ここでは代表的な美容効果をひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

  • シワ・たるみの改善
  • ニキビ・毛穴ケア
  • くすみ・シミ対策
  • 肌質改善(ザラつきやキメの乱れに)
  • エイジングケア

1. シワ・たるみの改善

  • コラーゲン生成を助ける: レチノールは肌の内側(真皮)でコラーゲンの合成を活発にし、肌の弾力を高めます。コラーゲンは「肌の土台」のようなものなので、これが増えるとハリがアップしてシワやたるみが目立ちにくくなるんです。
  • 表皮のターンオーバー促進: 角質層の代謝がスムーズになることで肌表面の凹凸が整い、小ジワが浅く見えたり、全体的にピンと張った感じが出やすくなります。
引用文献

“After eight weeks, the retinol moisturizer was significantly more efficacious than the vehicle in improving lines and wrinkles, pigmentation, elasticity, firmness and overall photodamage. … This study demonstrates that a formulation containing stabilized retinol is safe and effective to ameliorate the appearance of photoaged skin.”

引用:Riahi, R.R., & Cohen, P.R. (2013). Topical retinol in the management of photodamaged skin: A clinical review. Journal of Cosmetic Dermatology

研究でも示されているように、短期間(約8週間)でも小ジワ・弾力・色ムラなどに改善効果が出やすいのがレチノールの強みです。

2. ニキビ・毛穴ケア

  • 角質除去・毛穴詰まりの防止: レチノールには角質を柔らかくして剥がれやすくする作用があるため、毛穴に角質や皮脂がたまりにくくなります。その結果、ニキビや黒ずみ毛穴ができにくくなるんです。
  • 皮脂抑制効果: ビタミンAには皮脂分泌をコントロールする働きがあるとされ、脂性肌・混合肌の人のテカリやニキビを改善する助けになります。
  • ニキビ跡の改善: ターンオーバーが促進されることで、色素沈着や凹凸のニキビ跡が徐々に目立たなくなることも。すでにできてしまったニキビ痕にも心強い成分です。
引用文献

“Topical application of retinol has been shown to be effective in modulating the molecular biology of the skin, with a lower incidence of side effects compared to more potent retinoids. Studies have also indicated that combining retinol with massage techniques and new formulations, such as cyclodextrin encapsulation, improves its effectiveness and reduces irritation. Additionally, interactions with substances such as niacinamide and bakuchiol enhance anti-aging results.”

引用:Uso do retinol no tratamento do envelhecimento. Revista de Fisioterapia em Terapias Manuais e Manipulativas(2021 Fonseca, F.)

上記の通り、レチノールの作用はエイジングケアだけでなく、ニキビなどのトラブル肌にも有用とされています。強力なトレチノインほど刺激は強くないので、比較的使いやすい点も◎。

3. くすみ・シミ対策

  • 肌の生まれ変わりを促進: ターンオーバーが正常化されると、古い角質やメラニンがスムーズに排出されます。結果として肌がワントーン明るくなったり、シミの原因であるメラニンの蓄積も抑えられるのです。
  • 色素沈着の軽減: ニキビ跡や日焼け後のシミ・そばかすなど色素沈着を和らげるのにも役立ちます。もちろんいきなり消えるわけではありませんが、長期使用で徐々に薄くなる可能性が十分あります。

シワ・シミ・くすみなど「光老化」によるトラブル全般に、レチノールはじわじわ効いてくれるんですね。

4. 肌質改善(ザラつきやキメの乱れに)

  • キメを整える: 不要な角質がたまりにくくなることで、肌表面がスムーズになりやすいです。「メイクのりが良くなる」「触り心地がツルッとする」などの変化を感じる人も多いとか。
  • 毛穴の開き・ゴワつきの解消: コラーゲン産生アップによるハリ感向上と、角質ケアによる毛穴づまり防止によって、毛穴の開きやゴワつきが緩和されることがあります。
  • 保湿力アップにつながる: レチノール製品には保湿成分が併配合されているものが多く、皮膚のバリア機能が整うことで肌の水分量を保ちやすくなる効果も期待できます。

5. エイジングケア

  • 20代からでもOK: シワやたるみなどの老け見えサインが出始める前から使うことで、後々のエイジング予防に役立ちます。紫外線ダメージを受けやすい方や表情ジワがうっすら出てきた人は、早めからレチノールケアを取り入れておくと差が出るかもしれません。
  • 将来の肌のための先行投資: 使い続けるほどに、肌の“基礎体力”ともいえるコラーゲンやエラスチンが維持されやすくなると言われています。10代後半~20代前半でも、ニキビケア目的からスタートしてそのままエイジングケア効果を得る人も多いです。

A反応とは?(概要・原因・対策)

「A反応」とは、レチノール(=ビタミンA)をお肌に補給したときに起こる一時的な肌の反応のことです。具体的には、赤み・ひりつき・かゆみ・乾燥・皮むけなど。別名「レチノイド反応」や「レチノールバーン」とも呼ばれます。

A反応はなぜ起こるの?

理由はいくつかありますが、一つは肌がビタミンA不足でレチノール受容体が少ないところに急にレチノールが来ると、肌がびっくりして炎症を起こすためと言われています。また、レチノールには皮脂分泌を抑える作用があり、急に皮脂が減ることで肌が乾燥・バリア低下して刺激を感じやすくなるのも原因の一つです。

要は、「お肌がレチノールに慣れていない状態で起こる一時的な副反応」ですね。刺激性の皮膚炎みたいなもので、使い続けて肌が慣れれば自然に治まるケースがほとんどです。

レチノールはより強力なレチノイド(例:トレチノイン)に比べて副作用が少ないですが、それでも敏感な人はヒリヒリすることがあります。ただ、新しい技術(シクロデキストリン包合=レチノールを包んで穏やかに効かせる)ナイアシンアミド・バクチオールとの併用で刺激を減らす工夫もされています。

A反応が出てしまったときの対処法

STEP
まずは使用頻度を減らす

毎日使っていたら数日おきにする、一旦休むなど調整しましょう。無理せず肌を休めるのが吉。

STEP
保湿・鎮静ケアを徹底

セラミド配合のクリームや敏感肌用の保湿剤でしっかり保湿。必要なら非ステロイド系の抗炎症クリームを使うのもアリ。

STEP
刺激の少ない製品に切り替え

濃度の低いレチノール製品や、レチノール誘導体(後述)配合のマイルドなものに変えてみる。酸化しにくい安定処方のものだと刺激が軽減することも。

STEP
紫外線対策を万全に

炎症が起きている肌はデリケート。日焼け止めで紫外線ダメージから守ってあげましょう。

A反応はどのくらいで治まるの?

どのくらいで治まるの?治るまでの期間は?

個人差ありますが、だいたい1〜2週間〜長くて1ヶ月程度で落ち着く人が多いです。それ以上続くようなら無理せず皮膚科医に相談してくださいね。

A反応のまとめ

A反応は誰にでも起こるわけではありませんが、特にビタミンA不足肌や敏感肌の人ほど出やすいです。びっくりするけど一時的なものがほとんどなので、焦らずゆっくり肌を慣らしていきましょう😉

レチノールはこんな方におすすめ!

「私、まだ10代だけど使っていいの?」と気になりますよね。基本的にレチノールは年齢よりもお肌の悩みで選ぶものです。以下に当てはまる人は、レチノール検討の価値アリです!

特徴・悩みレチノールがおすすめな理由
ニキビができやすいターンオーバーを促し、毛穴詰まりを防ぎやすい
毛穴が気になるコラーゲン増生をサポートし、引き締め感UP
シワ・たるみ予防コラーゲン生成を補助し、肌の弾力UP
くすみ・シミ対策古い角質や余分なメラニンの排出を促進
ザラつきやゴワつき肌表面の新陳代謝を整えてなめらかに
先回りでエイジングケア若いうちからビタミンAの力で老化速度を緩やかに

特にこんな人におすすめ!

  • ニキビ・毛穴で悩む10代〜20代前半
    過剰な皮脂分泌を抑えつつ、角質ケアもできるためニキビ予防・毛穴ケアに効果的。若い肌のトラブルを早期にコントロールしたい人向け。
  • 最近、小ジワや乾燥が気になり始めた人
    「まだまだ若いと思っていたのに目元のシワが…」という方は早めのレチノール投入が効果的。コラーゲン生成をサポートして、本格的なシワになる前に対処できます。
  • 肌のくすみ・シミが気になる人
    ターンオーバー促進でメラニン排出をサポートして、透明感のある肌を目指せます。ビタミンCなどの美白成分と併用するとさらに効果UPの可能性も。

レチノールを避けた方がいい人

  • 超敏感肌で何を使っても刺激を感じやすい人: レチノールはマイルドなものもありますが、それでも不安な場合は無理せず。どうしても試すなら一番低濃度から様子見で。
  • 妊娠中・授乳中の人: ビタミンAは胎児奇形のリスクが指摘されているため、高用量のレチノールやトレチノインはNG。コスメ程度の微量でも念のため妊娠中は避けるようにとの意見が多いです。
  • 皮膚科でトレチノイン治療中の人: 医師の指示で処方のビタミンA使っている場合は、自己判断で市販レチノールを併用しない方が無難です(刺激過多になるかも)。

【肌タイプ別】レチノールのおすすめ度

以下はあくまで一般的な目安です。肌のコンディションによって個人差があるため、実際は少しずつ試して判断してください。

肌タイプ相性コメント
脂性肌皮脂抑制効果も期待でき、ニキビケアに有用。
乾燥肌刺激を感じやすいことも。保湿を徹底すれば効果UP。
混合肌Tゾーンのテカリ・頬の乾燥どちらにも対応可能。
敏感肌A反応が出やすいので要注意。低濃度や誘導体から試すのが安心。
  • :とてもおすすめ
  • :おすすめ
  • :やや注意(本表では該当なし)
  • ×:あまりおすすめできない(本表では該当なし)

基本的には、「ニキビケアしたい!」「毛穴やシワが気になる!」というお肌のお悩みがある人にレチノールはおすすめ✨。逆に肌トラブルが全くなくて現状満足している10代さんは、無理に使う必要はありません(予防的に使うのもアリだけど、日焼け止め&保湿の基本ケアができてからでOK)。

レチノールを使うときの注意点(併用NG・効果を高めるコツ)

レチノールを効果的に、安全に使うために押さえておきたいポイントをまとめます。

基本は夜に使う!

レチノールは紫外線に弱く、日中に使うと分解されやすいです。また肌も敏感になるので夜のスキンケアに使用し、翌朝は日焼け止めを必ず塗るようにしましょう。​研究でも「レチノールは夜1日1回の使用が推奨される」とあります。

最初は少量・低頻度で様子見

いきなり毎日たっぷり塗るとA反応が出やすいです。米粒大くらいの少量を、週2〜3回からスタートし、問題なければ徐々に量や頻度を増やしましょう。

保湿と日焼け止めはマスト!

レチノール期間中は保湿命&UVケア命です。潤い不足だと刺激を感じやすくなるし、折角生まれた新しいお肌も日焼けしたら台無し💦。朝はSPF30以上の日焼け止め、夜はクリームでしっかり蓋を。

刺激の強い成分との併用に注意

ピーリング剤(AHA/BHA)や高濃度ビタミンCなど、刺激になりやすいものと同時に使うと負担大。例えばビタミンC美容液は朝、レチノールは夜と使い分けるなど工夫しましょう。どうしても併用したい場合は時間差塗り(レチノール塗ってしばらく経ってから別のを塗る)や交互日使用がおすすめ。

目元・口元は避ける or 弱めから

これらの部位は特に敏感なので、最初は避けるか薄〜く伸ばす程度に。目の周り専用レチノールクリームもあります。

妊娠が分かったら一旦中止

前述の通り、妊娠中・授乳中のレチノール使用は控えるのが無難です。妊娠希望の人も事前に医師に相談を。

酸化しやすいから保管に注意

レチノール製品はフタをしっかり閉めて直射日光の当たらない涼しい場所に保管しましょう。開封後は早めに使い切るのがベター。古くなって色や匂いが変わったら効果が落ちている可能性大なので要チェック。

レチノール誘導体とレチノールの違いとは?

市販コスメの成分表示を見ると「レチノール誘導体」という言葉もよく出てきます。これはレチノールそのものではなく、レチノールから変化した別の形の成分のことです(誘導体=派生した仲間)。主なレチノール誘導体には以下があります。

パルミチン酸レチノール(レチノールパルミテート)

レチノールを安定させたエステル形式。刺激が少なく劣化しにくいが、肌でレチノールに戻ってから効くので作用は穏やか。

酢酸レチノール(レチノールアセテート)

上記同様エステル型。安定性◎で低刺激。効果はゆるやか。

レチナール(レチナルデヒド)

レチノールの一段階先の活性型。肌で直接レチノイン酸に変わるためレチノールより効果が早く出やすいが、一部コスメではこちらを配合しているものも。刺激はレチノールより若干強めだがトレチノインよりはマイルド。

その他

最近ではハイドロキシピナコロンレチノエイト(HPR)というレチノイン酸と似た作用を直接持つ新しい誘導体も登場。より低刺激で処方安定性も高いと言われます。

ざっくり言うと、誘導体は「安定させたり刺激を減らすためにレチノールを改造したもの」です。効果の出方はレチノールそのものより遅いこともありますが、その分初心者でも使いやすいメリットがあります。

豆知識: レチノールやレチナールなどビタミンAの仲間はまとめてレチノイドと呼ばれます。第1世代レチノイド(オリジナルな形)に属するのがトレチノイン、レチノール、レチナール、レチニルエステルなどです。処方薬じゃないコスメではこのうちトレチノイン以外が使われています。

レチノール誘導体は結局どれがいいの?

ポイント成分その他
即効性重視レチナール若干値段高めや海外製が多い
敏感肌・初心者パルミチン酸レチノール穏やかなのでA反応が出にくい
スタンダードレチノール情報も多く製品選びしやすい

どれも最終的には肌でレチノイン酸になって作用する点は同じなので、自分の肌質やペースに合った強さのものを選ぶといいですね!

レチノールを含む製品の選び方

いよいよ「レチノール試してみようかな」と思ったとき、製品選びのポイントを押さえておきましょう。ドラッグストアや通販で色々なレチノールコスメが出ていますが、以下を参考にすると自分に合った一品に出会いやすくなりますよ。

STEP
濃度に注目

レチノールは配合濃度が高いほど効果も強く刺激も強いです。初心者や敏感肌なら0.1%前後の低濃度から始めると安心。慣れてきたら**0.3%〜0.5%**程度にステップアップ。それ以上(1%など)は上級者向けです。実際、0.3%と0.5%を比べたテストではどちらも効果がありましたが高濃度は初回に軽い副作用が出たとの結果もあります。

STEP
形状で選ぶ

一般的にクリームタイプは保湿成分も多く配合されているので乾燥しにくく初心者向けです。美容液タイプは水っぽく浸透が早いですが、その分あとからクリームで蓋をするなど保湿ケアを併用すると◎。自分の好みのテクスチャーで続けやすいものを選びましょう。

STEP
他の美容成分もプラス

レチノール単独でも良いですが、ナイアシンアミド(美白・皮膚バリア改善)、ヒアルロン酸(保湿)、ビタミンE(抗酸化)、ペプチド(ハリ改善)などが一緒に入っていると相乗効果が期待できます。特に保湿成分や鎮静成分(セラミド、アラントインなど)が入っているとA反応の出にくさにつながるので要チェック。

STEP
口コミ・レビュー

実際に使った人の感想も参考になります。「刺激が少なかった」「○週間で肌が変わった」などの声を確認してみましょう。ただし肌質は個人差が大きいので、口コミはあくまで目安に。

💡プチアドバイス

自分の肌悩みと照らし合わせて、上記ポイントをガイドに商品を選んでみてください。例えば「敏感肌でシワ予防したい」なら低濃度レチノール+保湿成分多めのクリームを、「ニキビ跡を本気で改善したい」なら高濃度レチノール美容液を…という具合です。最初は慎重に選んで、物足りなければ徐々にステップアップしていけばOKです👍

よくあるQ&A

レチノールは毎日使うべき?

慣れるまでは毎日は避けましょう。最初から毎日だと刺激が強すぎることがあります。週2-3回ペースで始めて、肌の調子を見ながら徐々に増やすのがコツです。最終的には肌が慣れれば毎日使っても大丈夫ですが、無理せずステップアップしてくださいね。

何歳からレチノールを使えますか?

基本的に年齢制限はありません。ティーンでもニキビ治療でレチノール類が使われることがあります。ただ、10代で特に肌悩みがない場合は必須ではないです。20代前半~半ばで「毛穴が気になる」「そろそろエイジングケアしたい」と感じたら始めどきかも。自分の肌状態に合わせて検討しましょう。

レチノールは朝使ってもいいの?

あまりおすすめできません。レチノールは光で分解されやすく、朝使うと効果が落ちます。また紫外線感受性も高まるので日中に使うと日焼けリスクが増えることも。基本は夜専用と考え、どうしても朝使いたい場合は必ず高SPFの日焼け止めを忘れずに!

ビタミンCと一緒に使っても大丈夫?

使うタイミングを分ければOK。ビタミンC(例えばビタミンC誘導体の美容液)とレチノールを同時に重ね塗りすると、お互いの安定性が落ちたり刺激につながる場合があります。朝にビタミンC、夜にレチノールと分けるのが理想的。それぞれの良さを活かせますよ。どうしても同じケアで使いたい場合は、間にしっかり保湿を挟んで肌への刺激を緩和しましょう。

レチノールを使って肌がひりひり・皮むけしちゃった…。続けても大丈夫?

軽度なら様子を見ながら続けてOKです。それは典型的な**A反応(レチノイド反応)**かもしれません。まず使用頻度を減らし、保湿ケアを徹底してください。だんだん肌が慣れて症状が収まることが多いです。ただし、痛みや赤みが強いときは無理せず一旦中止を。数日休んでも改善しない場合は皮膚科医に相談しましょう。

妊娠中・授乳中にレチノールを使ってもいい?

基本的には避けましょう。妊娠中はビタミンAの過剰摂取が胎児に良くない影響を与える可能性があります。化粧品のレチノール量で深刻な影響が出るとは考えにくいですが、念には念を入れて使用しないことが推奨されています。どうしても使いたい場合は産科医や皮膚科医に相談して指示を仰いでください。

まとめ

レチノールについて一通り解説してきました。ビタミンAのチカラで肌の生まれ変わりを促し、ニキビからエイジングケアまで幅広く活躍してくれる頼もしい成分です。最初は戸惑うA反応も正しく対処すれば怖くありません👌。ぜひ自分のペースでレチノールケアを取り入れて、つるんと調子のいいお肌を目指しましょう!

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