
最近SNSで「神スキンケア成分!」と話題のナイアシンアミド。名前は聞いたことあるけど、実際どんな効果があるの?と疑問に思っていませんか?ナイアシンアミドはビタミンB3由来の注目成分で、美容好きの若年層から熱い支持を集めています。今回はナイアシンアミドの基本から美容効果、安全性、選び方まで、科学的エビデンスも交えつつカジュアルにわかりやすくご紹介します!
- ナイアシンアミドってそもそも何?
- どんな人は使った方がいいの?
- ナイアシンアミドは何に効果があるの?
- 美容液・パック・サプリなど何で接種すればいいの?
- ナイアシンアミドの併用禁忌や注意点は?
…など、気になる疑問をすべて解決!
これからナイアシンアミドを美容に取り入れようとしている人は最後まで読んでみてください。

佐久平エンゼルクリニック 院長
政井 哲兵 医師
東京都立府中病院、日本赤十字社医療センター、佐久市立保浅間病院、高崎ARTクリニックを経て佐久平エンゼルクリニックを開業。
婦人科併設の美容皮膚科として全世代の女性の美容と健康をトータルにサポートしている。
日本生殖医学会認定 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
ナイアシンアミドって何?
ナイアシンアミドはビタミンB3(ナイアシン)の一種で、正式名をニコチンアミド(ニコチン酸アミド)といいます。身体の中でエネルギー代謝を助ける大切な栄養素であり、スキンケア成分としても近年大注目されています。
- ビタミンB3の仲間: 水溶性のビタミンで、肉・魚・豆類などの食品にも含まれる栄養素。ナイアシンの一形態で体内では相互変換可能です。
- 肌のエネルギー補給役: 肌細胞内でNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)などの補酵素に変わり、細胞の修復や代謝をサポートします。
- 別名と表示: 「ナイアシンアミド」は英名由来の呼び方で、成分表示では「ニコチン酸アミド」と記載されることも。同じものなのでご安心を。
- 国内での位置づけ: 日本では美白(シミ予防)やシワ改善の効果が認められた有効成分として、医薬部外品(薬用化粧品)にも配合されています。エイジングケア美容液などにも採用される実力派です。
要するにナイアシンアミドは「美容効果豊富なビタミンB3誘導体」。では具体的にどんな美容効果があるのか、次で見てみましょう。
ナイアシンアミドに美容効果はあるか?
ナイアシンアミドの美容に関する論文17のうち、16本は美容効果あり、1本は可能性ありという結論ででした。その事からもナイアシンアミドには美容効果があることが研究からも証明されております。
美容に関する各効果に関しては次の章で詳細に説明いたします。
トラネキサム酸の美容効果とは?
ナイアシンアミドは肌悩みに幅広くアプローチできることで知られています。実際、シワ・シミからニキビまでオールマイティーに活躍してくれるんです。その主な美容効果をまとめると次のとおりです。
- シワ・エイジングケア
- 美白・トーンアップ
- ニキビ改善
- 皮脂・毛穴ケア
- 保湿・バリア機能強化
シワ・エイジングケア
コラーゲン産生を促進し※、肌のハリや弾力をアップ。小じわを目立たなくし、エイジングサインをケアします。実際に年齢肌での研究では、”年齢肌にナイアシンアミドを塗布すると肌表面の構造が改善され、小ジワやシワがなめらかになった”と報告されています。さらに弾力低下や黄ぐすみの改善も確認されています
参考文献
topical application of niacinamide improves the surface structure, smooths fine lines and wrinkles
引用元:https://ddc.beesline.net/ingredient_bio.php?_id=13
美白・トーンアップ
メラニンの生成を抑制してシミや色むらを防ぎます。肌全体のトーンを明るく整え、くすみのない透明感のある肌へ導きます。実験ではメラノソーム(色素顆粒)の移送を35〜68%も抑制し色素沈着を軽減したとのデータもあります。つまりナイアシンアミドは効果的な美白成分なんです。
参考文献
study showed that 5% niacinamide moisturizer provided 35–68 percent inhibition of melanosome transfer from melanocytes to keratinocytes.
引用元:How Much Do We Really Know About Our Favorite Cosmeceutical Ingredients?(2010 James Q Del Rosso)
ニキビ改善
抗炎症作用でニキビの赤みや炎症をしずめ、悪化を予防します。実際、4%ナイアシンアミド配合ジェルが1%抗生物質(クリンダマイシン)と同等の効果を示したとの臨床結果があり、抗生剤に代わるニキビ治療候補として注目されています。肌への刺激が少ないため、マイルドにニキビケアできる点も魅力です。
皮脂・毛穴ケア
皮脂分泌をコントロールし、テカリや毛穴の目立ちを抑えます。特にオイリー肌の方には嬉しい効果ですね。研究では2%ナイアシンアミド配合保湿剤を4〜6週間使用すると皮脂量が有意に低下し、顔のテカリが改善したと報告されています。皮脂が減れば毛穴詰まりも起きにくくなり、結果的に毛穴の引き締め効果も期待できます。
保湿・バリア機能強化
セラミド産生を促して肌のバリア機能をアップし、水分保持力を高めます。そのおかげで乾燥や外部刺激による肌荒れを防ぎ、うるおいのある健やかな肌を保てます。
ナイアシンアミドが「skin’s production of ceramides」(肌のセラミド産生)を増やし、保湿力を改善したという報告もあります。バリア機能が整うことで、赤みや敏感さの軽減にもつながります。
美容効果まとめ
以上のように、ナイアシンアミドは多角的な美容効果を発揮してくれる優秀な成分です。実際、複数の臨床研究で「niacinamide improved fine lines and wrinkles, hyperpigmented spots, red blotchiness, and skin sallowness (yellowing) as well as elasticity」(ナイアシンアミドが小ジワ・シミ・赤ら顔・黄ぐすみ・弾力を改善した)と確認されています。まさにオールインワンな活躍ぶりですね。
ナイアシンアミドはこんな方におすすめ
では、どんな人がナイアシンアミドの恩恵を受けやすいのでしょうか?ナイアシンアミドは幅広い肌質・年齢にマッチしますが、特に以下のような悩みを持つ方におすすめです。
- ニキビや肌荒れを防ぎたい人
- 毛穴の開きや黒ずみが気になる人
- 肌のテカリを抑えたい人
- シミ・そばかすなど色ムラをケアしたい人
- そろそろエイジングケアを始めたい人
- 敏感肌で刺激の強い成分を避けたい人
要するに「肌悩みがあるならとりあえず試す価値アリ!」な成分と言えます。ニキビからエイジングケアまで対応できるので、若いうちから取り入れておくと将来の肌状態も変わってくるでしょう。
敏感肌でもナイアシンアミドは使えるのか
先生!敏感肌でもナイアシンアミドを使えますか?
はい、比較的安心して使えます。ナイアシンアミドは刺激が少なく敏感肌にもやさしい成分です。むしろバリア機能をサポートして肌荒れしにくい肌に導いてくれるほどです。ただし個人差はあるので、新しい製品はパッチテストを行いましょう。異常が出なければ毎日のスキンケアに取り入れてOKです。
ナイアシンアミドの治療の種類
ナイアシンアミドはどのようにスキンケアや治療に取り入れられているのでしょうか?主な使用形態や治療分野を確認してみましょう。
化粧品(スキンケア製品)
一般的には美容液やクリームなどの形で市販されています。5〜10%前後のナイアシンアミドを配合した美容液は世界的に人気で、毎日のスキンケアに取り入れられます。日本でも薬用化粧品としてシミ対策美容液やシワ改善クリームに配合され、ドラッグストアからデパコスまで幅広い製品があります。
皮膚科での処方/治療
ニキビ治療などでナイアシンアミド配合の外用薬が使われることがあります。例えば海外では4%ナイアシンアミド配合の処方ジェルがあり、抗生物質と同等の効果でニキビを治療できるケースがあります。抗生物質耐性菌の問題から、ナイアシンアミドは安全な代替治療として皮膚科領域でも注目されています。

サプリメント(経口摂取)
内服用のナイアシンアミド(ニコチンアミド)も存在し、海外ではニキビ改善や皮膚がん予防目的で用いられることもあります。例えば高リスク患者でナイアシンアミドを1日500mg程度服用すると日光による皮膚癌の発生率が下がったとの報告があります。ただし経口摂取は専門医の指導のもと行われることが多く、一般的な美容目的ではまずは外用(塗るケア)で取り入れるのがおすすめです。
このようにナイアシンアミドは「塗ってよし、飲んでよし」の成分ですが、若年層の美容ケアでは主にスキンケア製品として日常的に使うのが一般的です。手軽にドラッグストアや通販で入手できる美容液・クリームから始めてみましょう。
ナイアシンアミドの安全性と注意点(併用禁忌など)
ナイアシンアミドはビタミン由来ということもあり、非常に安全性が高い成分です。刺激が少なく敏感肌でも使いやすいとされており、実際レチノールやAHA(フルーツ酸)でかぶれやすい人でも問題なく使用できるケースが多いです。また経口摂取してもナイアシン(ニコチン酸)のような皮膚のほてり(ニコチンフラッシュ)副作用も起こさず、3g/日未満の用量であれば概ね副作用なく摂取できます。もちろん通常のスキンケア使用量では重大な副作用報告はほぼありません。
赤みやほてり
とはいえ「絶対に誰の肌にもトラブルゼロ!」とは言い切れません。人によっては高濃度のナイアシンアミド製品を使うと一時的な赤みやほてりを感じる場合もあります。その場合は使用頻度を減らすか、低濃度の製品に切り替えて様子を見ましょう。また、新しい化粧品を使う際は念のためパッチテスト(腕などで試す)をして肌に合うか確認すると安心です。
併用禁忌・相性
ナイアシンアミドには基本的に併用を避けるべき成分はありません。他の有効成分とも相性が良く、組み合わせて使うことで相乗効果も期待できます。かつて「ナイアシンアミドとビタミンC(アスコルビン酸)は一緒に使わない方がいい」という説がありましたが、現在の研究と製品開発の進歩により通常の使用で問題ないことがわかっています。実際「ナイアシンアミドはほとんどの成分と相性が良く、一緒に使って問題ない」とされています。つまりビタミンC美容液やレチノールクリームとも併用OKです。ただし強い酸性の製品とすぐ混ぜるとごく一部が化学変化してしまう可能性もゼロではないため、気になる場合は朝晩で使い分けるなどすれば完璧でしょう。
ナイアシンアミドを含む製品の選び方
ナイアシンアミド配合のスキンケア製品はたくさんありますが、どれを選べば良いのでしょう?以下のポイントを参考に、自分に合ったアイテムを見つけてみましょう。
- 1.濃度で選ぶ
-
製品によってナイアシンアミドの配合濃度は様々です。初めて使うなら5%以下の低〜中濃度から始めるのがおすすめ。肌が慣れてきたら10%前後の高濃度製品にステップアップしてもOKです(※高濃度ほど効くわけではないので20%以上の超高濃度は不要)。
- 2.肌質に合わせたテクスチャ
-
自分の肌タイプに合う使用感のものを選びましょう。脂性肌・混合肌ならさっぱりした美容液タイプ、乾燥肌ならしっとり系のクリームや乳液タイプがおすすめです。敏感肌ならアルコールや香料フリーの低刺激処方を選ぶとより安心です。
- 3.成分表示をチェック
-
購入前に成分表示欄で「ナイアシンアミド」または「ニコチン酸アミド」が上位に記載されているか確認しましょう。成分表の前半に載っていればある程度十分な濃度が含まれている可能性が高いです。逆に末尾の方だと配合濃度はごくわずかかもしれません。
- 4.他の成分との組み合わせ
-
悩みに応じて、ナイアシンアミド以外の有効成分も含む製品を選ぶのも手です。例えば亜鉛と組み合わせた製品はニキビケアに◎ですし、レチノールやビタミンC誘導体と組み合わせたものはエイジングケアや美白効果が高まります。ナイアシンアミド自体ほかの成分と喧嘩しにくいので、幅広い製品から選べます。
- 5.価格と続けやすさ
-
継続使用してこそ効果を実感できるので、無理なく続けられる価格帯のものを選びましょう。プチプラでも優秀なナイアシンアミド製品はあります。高価なデパコスを少しずつ使うより、適量をたっぷり使える手頃な商品を使う方が効果的な場合もあります。
これらを参考に、ぜひ自分の肌にフィットする一品を選んでみてください。迷ったら口コミや専門家のレビューもチェックすると失敗が少ないですよ。
よくあるQ&A
- 敏感肌でもナイアシンアミドを使えますか?
-
はい、比較的安心して使えます。ナイアシンアミドは刺激が少なく敏感肌にもやさしい成分です。むしろバリア機能をサポートして肌荒れしにくい肌に導いてくれるほどです。ただし個人差はあるので、新しい製品はパッチテストを行いましょう。異常が出なければ毎日のスキンケアに取り入れてOKです。
- ビタミンCやレチノールと一緒に使ってもいいの?
-
問題ありません! ナイアシンアミドは他の成分との相性◎で、組み合わせて使うことで相乗効果も期待できます。によると「Niacinamide plays well with most ingredients」(ほとんどの成分と仲良く作用する)とのこと。つまりビタミンC美容液やレチノールクリームと併用しても大丈夫です。使う順番は「洗顔→化粧水→ナイアシンアミド美容液→乳液/クリーム→日焼け止め」のようにテクスチャの軽いものから順につけると効果的ですよ。
- どれくらいで効果を実感できる?
-
悩みにもよりますが、早ければ数週間で変化を感じ始めることもあります。例えば皮脂抑制や保湿感アップは比較的早期に実感しやすいです。一方、シミやシワなど目に見える改善は8〜12週間程度の継続使用で現れるのが一般的です。ある研究では4%ナイアシンアミド配合化粧品の使用で8週間後に目元のシワが改善したとの報告があります。少なくとも2〜3ヶ月は続けてじっくり効果を見極めてください。
- ナイアシンアミドとナイアシン(ニコチン酸)は何が違うの?
-
簡単に言うと**「フラッシュ(ほてり)が起きるか起きないか」**が大きな違いです。ナイアシンアミドはナイアシンのアミド型で、摂取しても皮膚が赤くなる“ナイアシンフラッシュ”が起きません。スキンケアでは基本的にナイアシンアミドが使われます。一方ナイアシン(ニコチン酸)はサプリで高用量を摂ると一時的に顔が紅潮することがありますが、ナイアシンアミドではその心配がないので安心して使えます。
まとめ
ナイアシンアミドは、SNS世代にもピッタリな万能美容成分です。ビタミン由来で安全性が高く、ニキビ・毛穴からシミ・シワまで幅広い肌悩みに応えてくれます。若い頃から取り入れておくことで将来の肌を健やかに保つ助けにもなります。短期間で劇的な変化はなくとも、確かなエビデンスに裏付けられた着実な効果が期待できるのが強みです。
ぜひ今日からあなたのスキンケアにナイアシンアミドを取り入れて、その嬉しい美容効果を実感してみてくださいね! きっと数ヶ月後には「始めて良かった!」と感じられるはずですよ。
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