【SNSで話題】エクソソームとPDRNの効果や注意点まで徹底解説！

エクソソームとは？ PDRNとは？

まずはそれぞれの正体をサクッと確認しましょう。

エクソソームとは

エクソソームとは、細胞から分泌される超ミニサイズのカプセル状の物質です。その大きさは直径50～150ナノメートル程度（1ミリの1万分の1！）と非常に小さく、中にタンパク質やRNA（リボ核酸）など細胞の“メッセージ”を運ぶ成分を含んでいます。最新の研究で、エクソソームは細胞間の情報伝達役として重要な働きをすることが判明し、再生医療や美容分野で脚光を浴びています。

美容で使われるエクソソームは、多くの場合ヒト幹細胞培養液から抽出されたものです。例えば胎盤や羊水などの幹細胞を培養し、その上澄み液からエクソソームを取り出します。こうしたエクソソームには成長因子（グロースファクター）など肌を若返らせるカギとなる物質がたっぷり含まれており、シワ・たるみの改善やニキビ跡ケアなど幅広い美容効果が期待されます。

PDRNとは

PDRNとは「ポリデオキシリボヌクレオチド」の略で、サーモン（鮭）のDNAから抽出された細胞活性化成分です。韓国では「サーモン注射」とも呼ばれ、美容クリニックで肌の再生治療に使われてきたことで有名な成分です。もともとは火傷や傷の治療など医療分野で組織の修復や創傷治癒に利用されていましたが、その高い効果から美容用途にも取り入れられるようになりました。

サーモン由来と聞くと「お肌に大丈夫？」と思うかもしれませんが、鮭のDNAは人間のDNA構造と非常に近いため肌馴染みが良く、安全性が高いのが特徴です。実際、PDRNは人間のDNAに似た構造ゆえ副作用や刺激が少ないとされ、敏感肌でも使える再生系美容成分として注目されています。肌のコラーゲン生成を促進したり、バリア機能を強化してハリ・ツヤをアップさせる効果があり、小ジワや毛穴、ニキビ跡のケアにも有効です。

エクソソームとPDRNの美容効果とは？

エクソソームとPDRNはいずれも肌を内側から生まれ変わらせるパワーを持つと言われています。それぞれどんな美容効果が期待できるのか、ポイントを整理してみましょう。

エクソソームがもたらす美肌効果

エクソソームは幹細胞由来の成長因子などを含むため、肌細胞に働きかけて総合的なエイジングケア効果を発揮します。具体的には以下のような効果が期待できます

• 肌のターンオーバー促進：エクソソームが肌細胞を活性化し、新陳代謝（生まれ変わり）を正常化。乱れたターンオーバーが整うことで乾燥肌やニキビなどの肌荒れ改善やエイジングケアに繋がります。
• コラーゲン・エラスチン生成アップ：エクソソームはコラーゲンやエラスチン産生を担う線維芽細胞を元気にする作用があります。その結果、肌のハリ・弾力が向上し、ぷるっとした潤い肌へ導きます。
• 美白・くすみ改善：細胞の再生力が高まることで、古い角質やメラニンの排出も促進。くすみが抜けて肌トーンが明るく均一になる効果が期待できます。
• ニキビ跡や傷の修復：創傷治癒を促す働きがあるため、ニキビ跡のデコボコや小じわなどの肌ダメージ修復にも役立ちます。抗炎症作用もあり、肌荒れを鎮める効果も◎。
• 発毛サポート：美容とは少し離れますが、エクソソームを頭皮に注入する育毛治療も登場しています。含有成分のサイトカイン（成長因子）が毛包細胞を活性化し、髪の成長を後押しします。薄毛に悩む方には発毛促進という嬉しい効果も。

このようにエクソソームは肌から髪までトータルな再生効果を発揮するため、「究極の若返り物質」なんて呼ばれることも。まさに次世代の美容アプローチですね。

PDRNがもたらす美肌効果

一方のPDRNも負けていません。DNA由来というと難しく感じますが、要はお肌の自己修復力を底上げする美容成分です。その主な効果は次のとおりです

• ハリ・弾力アップ（エイジングケア）：PDRNは衰えた肌細胞を活性化し、コラーゲン産生や血流促進を助けます。その結果、たるみやシワの改善に役立ち、ピンとしたハリのある肌へ導きます。
• 高い保湿効果：サーモン由来PDRNには肌の潤い保持力を高める作用もあります。美容液などに配合された場合、角質深部に働きかけ内側からしっとりした肌に整えてくれます。乾燥やゴワつきに悩む人にも◎。
• 肌代謝の正常化：細胞レベルで肌のターンオーバーを整えるため、キメが整い明るく滑らかな素肌に近づきます。つまりくすみの改善や毛穴レス効果も期待できます。
• ニキビ跡・炎症ケア：PDRNは元々創傷治癒に使われた経緯から、傷の修復や抗炎症作用にも優れます。そのためニキビやニキビ跡の赤みを和らげたり、肌荒れの治りを早めるサポートもしてくれます。

まとめると、PDRNは「肌の自己修復を高めて総合的に美肌へ導く」オールラウンダーな成分です。エクソソーム同様、年齢や肌悩みに左右されず使えるのも魅力ですね。実際、「メイクのノリが全然違う！」「すっぴんに自信が持てるようになった」といった声もあり、ハリ不足やくすみが気になる若い世代にもじわじわ人気が広がっています。

エクソソームとPDRNの有効な使い方

では、これら話題の成分はどうやって取り入れるのが効果的なのでしょうか？エクソソームとPDRNの具体的な使い方について、「塗布・内服・点滴・食事・使用時間帯」の観点でチェックしてみましょう。

• ①スキンケアに「塗布」して使う：エクソソームもPDRNも、最近は美容液やクリームなどのコスメに配合されて市販されています。普段のスキンケアに取り入れやすい形で、毎日コツコツ使えるのがメリットです。特に韓国コスメからは先端技術を取り入れたアイテムが豊富。上で紹介したようなPDRN×エクソソーム配合の導入美容液もその一例です。肌再生を後押しする有効成分がナノサイズのエクソソームに包まれて配合されているため、肌の奥までアプローチできるとされています。普段の化粧水や乳液のあとにプラスするだけなので、手軽にチャレンジできますね。
• ②クリニックで「注射」してもらう：即効性や高い効果を求めるなら、美容皮膚科で直接肌に注入してもらう方法もあります。例えばエクソソームを含む幹細胞培養液やPDRN注射（サーモン注射）は、気になる部位にダイレクトに届ける施術です。目元の小ジワやニキビ跡など、ピンポイントなお悩みにはオーダーメイド感覚で注射できるのが利点。クリニック施術だけに即効性は高く、1〜2週間後には肌のツヤやキメの改善を実感する人も多いようです。通常3～4週間おきに数回（3～5回程度）受けることで、弾力アップなど本格的な効果が定着します。費用はクリニックにもよりますが、3ml注射で1回あたり約4万円前後が目安です。即効ケアとしてはお高めですが、「どうしても早くニキビ跡を治したい」「大事なイベントに向けて肌を底上げしたい」なんて時には心強い選択肢ですね。
• ③点滴で全身に取り込む：エクソソームに関しては、IVドリップ（点滴）で体内に入れる方法も存在します。幹細胞培養上清液を点滴することでエクソソームが血流に乗り全身を巡り、全身の細胞修復や抗炎症作用を期待する先端アンチエイジング治療です。肌だけでなく疲労回復や生活習慣病の予防にも効果があるとも言われています。こちらは医療機関での施術になりますが、「全身を中から綺麗にしたい！」という美容意識の高い人は検討してみても良いでしょう。
• ④サプリや錠剤で「内服」できる？：結論から言うと、現時点でエクソソームやPDRNを手軽にサプリメントとして摂取する方法は一般的ではありません。PDRNはDNA由来の成分なので経口摂取しても消化酵素で分解されてしまい、肌まで届く保証がないのです。またエクソソームも生体由来の繊細なカプセルのため、口から飲んで効果を出すのは難しいと考えられます。市販の美容サプリでこれらの名前を謳うものがあれば要注意かもしれません。基本は塗布 or 医療施術で取り入れるものと覚えておきましょう。
• ⑤「食事から摂る」はできる？：直接的にエクソソームやPDRNそのものを食品から摂取することはできません。しかし、肌再生に必要なビタミンやタンパク質・オメガ脂肪酸などをバランスよく摂ることで肌の土台を整える効果は期待できます。例えば鮭の刺身やイクラを食べてもPDRNはそのまま吸収されませんが、良質なたんぱく源として肌の材料にはなります。結局のところ、普段の食生活を整えることが遠回りなようで美肌への近道。エクソソームやPDRNの外部補給はあくまでプラスアルファと考え、まずは栄養バランスの良い食事で肌力を高めておきましょう。
• ⑥使用タイミング：朝？夜？：スキンケアとして使う場合、基本的に朝晩どちらでもOKです。ただし多くの美容成分同様、夜のお手入れ時に使うのが特におすすめと言われます。お肌は夜の睡眠中に修復・再生が進むため、その前にエクソソームやPDRN配合美容液を塗っておけば翌朝の肌にハリや明るさが出やすいとされています。実際、PDRN配合コスメでは「朝晩使用可能だが夜の方が効果を感じやすかった」という声も多いです。【朝に使う場合】はメイク前のブースターとして使うと化粧ノリがアップするというメリットもあります。一方、クリニックでの注射や点滴は施術時間帯は関係ありませんが、施術後しばらくは安静にできるスケジュールで受けると安心です（夜ゆっくり休める日などがおすすめ）。

エクソソームとPDRNの副作用と注意点

「画期的な美容成分とはいえ、副作用はないの？」と不安になりますよね。ここではエクソソームとPDRNの安全性について解説します。結論として、適切に使えば副作用リスクは非常に低いですが、いくつか注意点もあります。

• 副作用はほとんどないがゼロではない：エクソソームもPDRNも人由来の成分に近いためアレルギー反応が起きにくいとされています。ただし100%副作用がないとは言い切れない点は覚えておきましょう。体質によっては発疹やかゆみ、蕁麻疹などのアレルギー症状が出る可能性があります。初めて使うコスメの場合は念のためパッチテストをしたり、注射なら医師に過去のアレルギー歴を伝えておくと安心です。
• 注射施術のダウンタイム：クリニックで注入する場合、どうしても針を刺す処置になるため軽いダウンタイムが生じます。例えば注射後は赤み・腫れが数日（2～3日ほど）出たり、内出血でアザになることもあります。特に目元など皮膚の薄い部分は青あざが出やすく、完全に引くまで1週間ほどかかるケースも。施術当日はお風呂やサウナで身体を温めると腫れが悪化する恐れがあるため長風呂はNGです。万一しこり状の硬さや長引く赤みが出た場合も念のため受診を。ほとんどの人は時間経過で収まりますが、安全第一で様子を見ましょう。
• PDRNは魚アレルギーに注意：鮭由来とはいえタンパク質は極力除去されていますが、重度の魚アレルギーがある方はPDRN製品の使用は避けたほうが無難です。製品によってはアレルゲンとなる成分が完全には除かれていない可能性もあります。不安な場合はメーカーに問い合わせたり、医師に相談してから使用してください。
• 妊娠中・授乳中は使用不可：妊産婦への安全性データが不十分なため、妊娠中や授乳中の方へのエクソソーム治療やPDRN施術は基本NGです。万が一胎児や乳児に影響が及ぶといけないので、クリニックでも断られるケースがほとんど。市販の化粧品レベルなら自己判断になりますが、肌が不安定になりやすい時期なのでやはり控えめにするか、使う場合も異常を感じたらすぐ使用中止しましょう。
• 悪性腫瘍がある人はNG：現在癌の治療中である方は、エクソソーム療法は受けられません。エクソソームには細胞増殖を促す要素があるため、万一がん細胞の増殖を助長してしまうリスクが指摘されています。同様に自己免疫疾患など免疫に影響のある病気をお持ちの方も、施術を受けて良いか必ず主治医に確認しましょう。
• 併用禁忌・組み合わせ注意：基本的にエクソソームやPDRNは他のスキンケア成分と併用して問題ありません。例えばレチノール（ビタミンA）やビタミンC誘導体などとも一緒に使えます。ただし敏感肌の方が強い成分を重ね付けする時は注意が必要です。例えばピーリング成分（AHA/BHA）や高濃度ビタミンCと同時に使うと刺激が強くなりすぎる可能性があります。併用自体は禁止ではありませんが、お肌の様子を見ながら少しずつ慣らす、もしくは朝と夜で使うアイテムを分けるなど工夫すると良いでしょう。クリニック施術の場合も、直後に他の美容施術（レーザーや深いピーリング等）を重ねるのは避け、医師の指示に従ってスケジュールを組んでください。

以上のポイントを守れば、エクソソームやPDRNは非常に安全性の高い美容アプローチです。「怖いから」と敬遠せずに、正しい知識のもと上手に活用してくださいね。