
今、X(旧Twitter)やTikTokを中心に若者の間で話題を呼んでいる「のえミーム」。草原に立つ幼い金髪の女の子の写真を使ったこのミームは、さまざまなシーンで“語らせる”スタイルで広まり、SNS上で爆発的にバズを生んでいます。
一体なぜ、この写真がここまで流行したのか?この記事では、「のえミーム」ブームの元ネタ・拡散の経緯、ミームの実践方法などをわかりやすく解説していきます!
元ネタ:FRUITS ZIPPER早瀬ノエルの幼少期写真から誕生
「のえミーム」は、女性アイドルグループFRUITS ZIPPERのメンバー早瀬ノエルさんがX(旧Twitter)に投稿した幼少期の写真が発端です。ノエルさんは2025年5月27日、「投稿できる写真が無くて今これ↓」とのコメントと共に、芝生の上でポーズを取る幼い頃の自身の写真を公開しました。金髪で草原に立ち、片手を差し出して何かを訴えるような可愛らしいこの写真は、当初ファンの間で注目を集めました。投稿のリプライ欄では早くもこの画像を使った大喜利(面白キャプション付け)が盛り上がりましたが、まだ一般的なネットミーム化には至っていませんでした。
しかし数日後、この写真が思わぬ形でバズります。5月30日、あるXユーザー(ハンドルネーム「疑問」@EXP_interest)がノエルさんの幼少期写真にユーモラスなキャプションを付けて投稿したところ、「万バズ」級に拡散されました。その投稿を本人である早瀬ノエルさんが6月1日に「知らないところで万バズしてる…」と引用リツイートし驚きを示したことで、更に話題が加速します。こうして彼女の幼少期写真は一気に多くの人の目に触れ、「のえミーム(幼少期ノエルミーム)」としてネット上で急速に広まり始めました。
なぜバズった?引用RTとミーム素材としての魅力
初期拡散の鍵は、ノエルさん本人のリアクションでした。彼女が自ら引用RTで反応したことで、「本人公認のお墨付きミーム」という形になり、多くのフォロワーやファンが安心して面白がって共有できたのです。さらに6月11日にはノエルさん自身が「幼少期が本格的にミーム化してしまった…」とSNSで驚きを投稿し、これも話題に。本人がユーモアを持って受け止めている様子が伝わり、ミームへの好感度が上がりました。「普通こういうのは嫌がりそうなのに、ノエルはむしろ楽しんでて最高!」といったファンの声もあり、ノエルさんの器の大きさやファンとの良好な関係性がミーム拡散の後押しになったと言えます。
もちろん、写真自体がミーム素材として優秀だった点も見逃せません。この写真は草原の中に幼い女の子が一人、手のひらを広げて何かを説明しているような構図で、「どこかで見たことある!」と感じる人が続出しました。まるで海外の定番ミーム画像のように汎用性が高く、「説明」「言い訳」「説教」「皮肉」…あらゆる文脈に当てはめられる万能ポーズだったのです。ネットユーザーからも「このポーズ、説明責任を果たそうとしてる政治家みたいでウケる」「語り部みたいな表情で何にでも合うw」といった声が上がりました。
さらに、表情とポーズの絶妙さもウケた理由です。幼少期ノエルちゃんの表情は見る人によって「不安そう」にも「達観しているよう」にも見える絶妙さで、手のジェスチャーも「片手を広げて説明している」ようでインパクトがあります。背景が芝生のみのシンプルな写真なので、画像に文字を載せたり別の画像と合成したりといった加工のしやすさも「ミーム映え」ポイントでした。こうした要素から「一枚の写真で無限にネタを作れる!」「これは無限に使える画像素材」とSNS映えするミームとして高く評価されたのです。
大バズりした投稿例とその内容分析
のえミームを使った投稿は爆発的に増えましたが、中でも特に「万バズ」(数万いいね以上)を記録した例をいくつか紹介します。その内容とウケた理由を分析してみましょう。
燻製 (@nikukai_kuu) さんの投稿
他のミームとの融合として評価されたユニークな例です。投稿内容は「ほんとよ?白いフクロウが、何か喋りながら走ってったの」というもので、ノエルちゃんの写真に対してまさかの「白いフクロウが喋りながら走って行った」というシュールな状況を語らせています。これは以前流行したフクロウのミーム(後述)へのオマージュでもあり、発想の斜め上っぷりがウケました。「説明口調の女の子」と「走るフクロウ」の組み合わせが絶妙で、多くのユーザーの笑いを誘ったのです。実際このツイートには早瀬ノエルさん本人も反応し、「また私だ(にっこり)」と楽しげに引用する場面も見られました。本人公認のコラボネタにファンも大喜びでした。
やまさき (@the_yamasaki_) さんの投稿
こちらは早瀬ノエルさんが思わず声を上げて笑ったほどツボに入った投稿です。ノエルさん自身が「不意を突かれて声出して笑ってしまった、悔しい」とコメントするほどの破壊力で注目を集めました。センスある投稿として一気に拡散され、「公式のお墨付きをもらった最強ネタ」として語り草になっています。
きらきさき (@killerq111) さんの投稿
この投稿は、のえミームに「○○ニキ」系ミーム(例:「筋通しましょうや」など)の既存のミームを組み合わせたことで注目を集めた代表的な事例です。キャプションは「だけどね、彼女は筋を通していなかったのよ」。まるでドラマの名台詞のような重みのある一言と、無垢な幼女の写真のギャップが絶妙にハマり、多くのユーザーの笑いを誘いました。この投稿は1,780万回以上のインプレッションを記録し、のえミームの認知度を一気に拡大。
最近のSNSで流行中の「筋ニキ」系キャラと同様の“正義ぶった人物が語る風”の演出がうまく重なり、「ジワジワくる」「説教されてる気がするけど笑える」といった反応が多く寄せられました。既存のミーム文脈と融合したことが、さらなる拡散の起爆剤になったと言えるでしょう。
TikTokでの派生ミーム・音源化とトレンド展開
のえミームのブームはXだけに留まらず、TikTokにも飛び火しました。特に話題になったのが、FRUITS ZIPPER公式による“本人再現”動画です。ノエルさん本人が自分の幼少期ミームを再現するという遊び心たっぷりのショート動画がTikTokに投稿され、大きな注目を集めました。この動画には「【本人です‼️】流行りのミームを本人で再現してみた✌️」というキャッチーなタイトルが付けられ、メンバーの松本かれんさんと共演したコミカルな内容で、投稿後すぐに数万いいねを獲得しています(TikTokで10万超いいね、YouTubeショートでも再生数30万回以上)。最後にはツンデレキャラのノエルちゃんが意外な一言を放つオチになっており、ファンのみならずTikTokユーザー全般に拡散されました。
@fruits_zipper 【本人です‼️】流行りのミームを本人で再現してみた #早瀬ノエル #松本かれん #ふるっぱー #FRUITSZIPPER #フルーツジッパー @早瀬ノエル (FRUITS ZIPPER) @松本かれん( FRUITS ZIPPER ) ♬ かがみ – ますかるのゆあ ver. – FRUITS ZIPPER
TikTok上では他にも、ハッシュタグ「#ノエルミーム」や「#早瀬ノエル」を付けてユーザーが自由に二次創作を楽しんでいます。例えばノエルさんの幼少期写真を使い、「幼少期から顔整いすぎじゃない?」と驚嘆する動画や、「ノエルミーム動画が本人にリポストされた!」と盛り上がる投稿などが見られます。中にはノエルさんの写真に流行の音源を重ねてネタ動画に仕立てたり、他の流行ネタと組み合わせて紹介するまとめ動画も登場しています。こうしたTikTok上での派生ミームは、X発のネタを動画で分かりやすく伝えることでさらに裾野を広げ、若年層を中心に「ノエルミーム熱い!」とトレンド化しています。
また、「本人が触れたら冷める」というネットミーム特有のジンクスがありますが、今回の場合「幼少期写真」という特殊性からかそのジンクスは当てはまらず、TikTokでも盛り上がりが持続しています。むしろ本人公認でさらに面白がられており、ノエルさん自身もTikTokを通じてミームに積極的に関わっている点が好印象を与えているようです。
元ネタの本人・早瀬ノエルってどんな人?
ミームの元になった早瀬ノエルさんとは、一体どんな人物なのでしょうか。簡単にプロフィールを紹介します。
名前: 早瀬ノエル(はやせ のえる)
ニックネーム: ノエちゃん
生年月日: 2003年12月29日(現在21歳)
出身地: ドイツ・ミュンヘン(日本人の父とドイツ人の母を持つハーフ)
身長: 156cm
話せる言語: 日本語、ドイツ語、英語、フランス語(簡単な会話)
所属: アイドルグループ「FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)」のメンバー。メンバーカラーはイエローで、2022年から芸能活動を開始しました。所属事務所はASOBISYSTEMです。
代表作: デビュー曲『わたしの一番かわいいところ』はYouTube再生回数1億回を突破し、一躍注目を浴びました。
特徴・活動: 日本人離れした国際派ルックスとマルチリンガルな才女でありながら、キュートで親しみやすいキャラクターで人気です。音楽活動のほかクリエイティブな発信にも積極的で、YouTubeやTikTokでカバー曲パフォーマンスを投稿するなどSNSでもファンを楽しませています。今回バズった幼少期写真からも分かる通り、サービス精神旺盛でユーモアセンス抜群のアイドルです。
ノエルさんはSNS上でファンとの交流も活発に行っており、X(Twitter)では日々の出来事やオフショットなども発信しています。何より今回、自分の幼少期写真がミーム化した件に対して見せた寛容でチャーミングなリアクションは、多くの人に彼女の人柄の良さを印象付けました。「普通は嫌がりそうなのにノエルちゃんはノリが良い!」といった声が多数上がり、ミームをきっかけに彼女に興味を持った新規ファンも増えているようです。
類似バズ事例:「フクロウミーム」などとの比較
今回ののえミーム現象は、近年のSNSにおける画像+キャプション系ミーム流行の延長線上にあります。他のバズり事例と比較すると、その特徴が見えてきます。
一例として挙げられるのが、先述した「フクロウミーム」です。赤ちゃんメンフクロウ(白いフクロウ)が必死に走る画像に一言コメントを添える形で楽しまれています。フクロウが「エッホエッホ…」(よいしょよいしょと走っている様子)と擬音付きで語っているように見える愛らしさとシュールさで人気を博し、TikTokではそのフクロウに知識を教えてもらうという架空の歌「エッホエッホのうた」まで作られるほど大きなムーブメントになりました。
フクロウミームと今回ののえミームには共通点があります。まず、写真一枚から想像を膨らませて楽しむ点です。どちらも元画像自体に強いインパクトと可愛さがあり、それにユーザーが自由にセリフを当てはめることで笑いを生み出しました。また背景がシンプルであったり、汎用性の高い構図であったりするため、どんなネタにも応用しやすい「素材力」がありました。
一方で違いもあります。フクロウミームは動物(キャラクター)的な可愛さがウケたのに対し、のえミームは実在の人物の幼少期という点がユニークです。本来、有名人の実写真がネタ画像化すると「本人が触れると冷める」「肖像権的に気まずい」といった声も出がちですが、今回は本人が公認どころか自ら率先してネタにして見せたことで、逆に盛り上がる稀有なケースとなりました。いわばネットミーム文化とアイドル文化のハイブリッド現象とも言え、他のミームにはない面白さを生み出しています。
他にも最近のバズ事例として、特定の画像にひとこと添える系のネタには「○○ニキ」系ミーム(筋通しましょうや=通称「筋ニキ」など)や、ネットスラング画像大喜利(例:「ゴツゴツのアハン」等)があります。のえミームもそうしたSNS大喜利文化の潮流に乗ったものであり、既存ミームとの親和性が高かったことが爆発的拡散につながったとも分析できます。
「のえミーム」の楽しみ方:投稿パターンと参加方法
最後に、このミームをみんながどのように楽しんでいるか、その参加方法を見てみましょう。
画像+セリフで大喜利に参加
基本の楽しみ方はシンプル。早瀬ノエルさんの幼少期写真(のえミーム画像)に、自分なりのキャプションやセリフを付けて投稿するだけです。写真の女の子がまるで語っているように見せる一言ネタが定番で、たとえば「上司に説明してる私」といった日常ネタから、「一狩り行こうぜ」(ゲーム『モンスターハンター』の決めゼリフ)まで、ありとあらゆるシチュエーションがネタにされています。ポイントは誰もが共感できる「あるある」を拾うこと。「わかる!」「こういうことあるよね」と思わせたら勝ちで、学校・職場・恋愛・オタクネタ…幅広いジャンルで使われています。
ギャップや意外性を狙う
幼女の写真に大人びたセリフを言わせるギャップが笑いを生む鉄板パターンです。「だけどね、彼女は筋を通していなかったのよ」のように、渋い決めゼリフをあえて言わせてみたり、あるいはシュールなシチュエーションを語らせたりするのもウケています。自分の投稿に自信が無くても、他の人の秀逸なネタを見てリアクションしたり引用RTでコメントを付けたりと、見る専門でも参加OKなのがSNSミームの良いところでしょう。
ファンも一般ユーザーも巻き込んで
当初はFRUITS ZIPPERのファン層が盛り上げていましたが、「可愛い金髪幼女の謎ポーズ画像」という強烈な素材力から、今では普段アイドルに縁のない一般ユーザーまで巻き込む流行になりました。学生から社会人、お笑い好きの人や他アイドルのファンまでもが次々参戦し、X上では老若男女問わず多種多様なアカウントでこの画像を見かけます。ハッシュタグ「#ノエルミーム」を追うと無数の投稿例が出てきて圧巻です。「推し(お気に入りのアイドル)がネットミームになるなんて!」と驚きつつも誇らしく感じるファンも多く、ノリ良く流行に乗る様子が見受けられます。
投稿するときのコツ
参加したい人は、まず素材となる画像を用意します。X上では既に誰かが画像を添付していれば、それを引用する形で言葉を継ぐのも一案ですし、自分でノエルさんの幼少期写真(彼女が投稿したもの)を保存して貼り付けてもOKです。ただし肖像権には配慮し、悪意のないユーモアで楽しむのが大前提。キャプションは短めで一瞬で笑えるインパクト重視のものが向いています。また、時事ネタや流行のフレーズを絡めるとタイムリーさからバズりやすい傾向があります。実際、流行中の他ミーム(例:エッホエッホのフクロウ等)とのコラボも生まれています。
最後に、投稿後はリアクションもぜひ楽しみましょう。いいねやリツイートが付くのはもちろん、運が良ければノエルさん本人がエゴサして見てくれるかもしれません。事実、彼女はバズった投稿を度々チェックしており、「また私だ(笑)」「うっかり笑っちゃった悔しい!」と反応してくれています。推しに届く可能性があると思うと一層盛り上がりますよね。
まとめ
「のえミーム」は一枚の写真から、本人とファン、そしてネットユーザー総出で育て上げたネットミームと言えます。その汎用性の高さと愛されキャラぶりで、現在もSNS各所で大活躍中です。今回のブームをきっかけに「早瀬ノエルって面白い子だな」「FRUITS ZIPPERってどんなグループ?」と興味を持つ人も増えています。SNS発のミーム文化に敏感な若い世代にとって、推しがミームになる時代は新鮮かつエキサイティングですよね。ぜひ皆さんものえミームで遊びつつ、ノエルさん本人やFRUITS ZIPPERの活動にも注目してみてはいかがでしょうか。


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